会社勤めのサラリーマン・ビジネスパーソンにとって、収入を安定させ、収入を増やすための選択肢が多い時代となりました。

所属する会社において評価を得て給与を上げていく、昔ながらの正攻法もひとつ

但し、今の日本は高度成長期とは違い、会社の評価が上がれば給料が増えるわけではない、というのが大きな問題点でしょう。

そのため最近では、本業以外にいくつかの収入源を持つ、副業(複業・パラレルワーク)という働き方も注目されるようになりました。

しかも副業は、現在よりも数千円、数万円のお小遣いを増やすことだけが価値ではありません。大企業神話が崩れる中、すでに副業を実施しているサラリーマンのなかには、将来への投資として本業以外の仕事を手がけ始めた人が多くいます

一時的な収入アップのみならず、数年後の自分にとって有益な副業。その理由を知れば、副業をしないサラリーマンには、「幸せな未来がないかもしれない」とさえ思えてきます。

なぜなら、幸せとは自分の力で掴み取ってこそ実感できるものだからです。

目次




1.不安定な時代だからこそ、副業で生き抜く力を

自分の懐具合と相談すると、景気回復の気配すら感じられないサラリーマンの方々は多いかもしれません。

しかし数年前よりニュースで報道される景気に関する情報では、リーマンショックによる大不況時代を乗り越えて、個人消費においても企業の設備投資においても、景気回復局面にあるとされています。

本当に景気は良くなっていて、一人ひとりの生活は豊かになっているのでしょうか。もしくは、この先に収入が増えていく兆しを感じられるのでしょうか。

1-1.大手企業が副業を容認する理由

先のことはまったく見通せない時代ではありますが、ひとつはっきりとしていることがあります。

一昔前であれば当たり前だった、大企業で働いていれば定年まで安心して働きつづけられるという神話の崩壊です。誰もが名前を知る大企業でも、経営破綻した事実はいくつもあります。不景気になれば雇用の安定が守られないことは、先の大不況で証明されてしまいました。

不況時や近年、大手企業が取り入れ始めた、個人の収入増に向けた取り組みに注目が集まっています。

副業を容認する大企業

最近では、2016年になってからロート製薬が取り入れたように、大企業が社員の副業を許可するケースが増えてきました。一昨年には、日産自動車や富士通、花王といった大手メーカーが副業を容認しました。

キヤノンやブリヂストン、デンソーといった企業も同様。特に日産自動車や三菱自動車、富士通や東芝などは、業績の悪化を理由に副業を解禁したといわれています。

業績不振により、満足してもらえる給与を支払えなくなったことで、本業以外の収入獲得手段を許可したということ。

業績が悪化していないとしても、先行きが不透明な時代において、人材を雇用しつづける、すなわち人件費を払いつづけることは、経営上の大きなリスクという判断でしょう。

しかし働き手にとっては、収入が少なくなってしまったら、生活水準を下げ支出を抑制する必要があります。

企業側の都合だけで収入を減らされるのは、到底、納得できることではありません。(しかしこれはサラリーマン的思考であり、この思考から離れ経営者的思考にならなければ大きな成果を残すことはできません。)

また場合によっては、業績悪化によって労働時間が短くなることも起こりえます。逆説的に考えると、これまでは会社で働いていた時間を、副業など自社以外での就労時間に回せるようになったということです。

時代の流れを汲みつつポジティブに捉えると、個々人が持つ労働に充てられる時間や能力を、ひとつの会社だけではなく、複数の会社や事業に役立てることが可能になりました。労働力や労働時間のシェアができるようになったわけです。

1-2.副業を促進するシェアリングエコノミー

シェアリングエコノミーという文脈が登場し、限りある資源を多くの人で分かち合うようになった時代。

先駆けとして、移動手段であるクルマのシェア=カーシェアリングがあります。数年前から盛んになった、居住場所のシェアであるシェアハウスもあります。職場を複数の企業や人で分かち合うシェアオフィスも増加。そしてついに、労働時間や労働力をシェアする時代に突入しました。

企業にとっては、人件費を固定費から変動費化させる手段となり、必要なときに必要なだけの労働力を活用することができます。個人にとっては、自分の知識やスキルを雇用契約の枠を飛び越えて、経験や収入に変えることができる。雇用主と被雇用者の双方にとって、個人という存在を際立たせて活用する時代になりました。

ここで重要なのは、今あなたが働いている会社の業績を確認し、

  • 「うちの会社は業績が良いから、この先も雇用されつづけて給料が上がっていく」
  • 「売上が下がっているから、そろそろ危ないかもしれない」など

現状で一喜一憂することではありません。

なぜなら、業績悪化を理由に副業を解禁した大手企業のみならず、Web系・IT系を中心とするベンチャー企業においては、業績が右肩上がりでありながらも、社員の副業を推進するケースが枚挙にいとまなく存在します。

その理由は、個人に生き抜く力をつけさせることであったり、自社だけでは得られない経験によって、会社の業績に貢献してもらうこと。終身雇用が存在しないことを、企業も個人も理解しています。会社に頼らない生き抜く力を、未来の自分のために求めていることにほかなりません。

経営者的思考

経営者思考としては、

1、自社にとらわれない経営的思考を持つ人間の育成
2、それによる、会社としてのリスク(心理的要素を含む)
3、会社に貢献できる個人の力の増加 など

会社へのメリットを考えた結論であると推測できます。

個人の知識や経験、スキルを高めていくことが、本当の意味での安定につながります。目先の収入にとらわれず、未来の自分のために副業という選択をし、自ら高めつづける必要があるということです。

2.副業で得られるものは、お小遣い程度の収入だけではない

特に正社員として働いている人にとっては、副業という選択をとれるケースもあれば、就業規則によって困難な場合もあるでしょう。副業の可能・不可能については、自分が働いている会社に確認する必要があります。

ここでは個別の事情には触れず、副業という選択をする人がどの程度いるのかを紹介します。また副業の本質である、少額の収入ではない、真に得られるもの・目的とすべきことについて考えてみましょう。

2-1.副業をはじめる人が、日本国内において増えている

近年注目されている働き方のひとつに、企業と雇用契約を結ばない、いわゆるフリーランスという存在があります。報酬を得るための契約としては、個別の業務委託・業務請負という形をとることが多いのですが、基本的には仕事の依頼主と請負側の2者間で協議の上、決定します。

これがまさに労働のシェアリングエコノミーであり、両者にとってメリットのある仕事の方法でしょう。副業の選択肢を考えた際に、複数の企業と雇用関係を結ぶ、復業が挙げられます。2社以上の会社と雇用契約を結び、どちらの会社においても正社員として働くことが可能です。しかし業務に充てられる時間が限られるため、多くの人にとっては現実的な選択とはなりません。

もっとも簡単な副業の方法として、先に挙げたフリーランスという選択があります。参入障壁の低さとして考えられるのは、そもそもの依頼数が多いこと、求められるスキルの専門性が高すぎないことなど。一昔前であれば、フリーランスという働き方を選択できるのは、特別なスキルやコネクションを持つ人に限られていました。ところが現在では、多くの人に対して、フリーランスとして働く門戸が開かれています。

2016年の日本において、広義のフリーランスとして働く人数が1000万人を超えたという調査結果があります。クラウドソーシング事業(詳しくは後述)を手掛ける『ランサーズ』の調査結果(http://www.lancers.jp/magazine/25809)によると、調査期間である1年間に仕事の報酬を得た日本人は5977万人。うち1064万人はフリーランスとしての報酬を得ています。雇用形態を問わず、働いて収入を得ている人の約25%が、フリーランス・副業を実施し、何らかの収入を得ているというわけです。

2-2.副業が広がるきっかけ、クラウドソーシング

国内でアウトソーシングという言葉が広まったのは、1990年にまでさかのぼります。アウトソーシングという概念は、もともとはコンピューターの分野でうまれました。社内の情報システム運用という業務を、他社に委託したことがスタートとされています。その後、開発・生産・営業・物流・人事・経理などのあらゆる業務がアウトソーシング化され、近年ではまったく珍しくない業務委託であり、事業として成立しました。

この概念が個人レベルに落とし込まれたものがクラウドソーシングと考えると、理解がしやすくなります。これまで企業間で委託されていた切り出した業務が、企業と個人の間で実行されるようになったという図式です。

正式には、クラウド(群衆)+ソーシング(業務委託)からつくられた言葉であり、不特定多数の人の力を集合させることで、サービスやアイデア、コンテンツを取得するビジネスプロセスとその行為を表します。

従来であれば複数の従業員を雇用する企業に対して依頼した業務を、さらに細分化させることで個人に依頼することが可能となりました。またコンテンツの作成など、世界中に散らばる情報やデータを収集するような業務が生まれた時代背景も、クラウドソーシングの発達に関係しています。

分かりやすい事例をひとつ示しておきましょう。

ある企業が、日本全国の穴場飲食店の情報サイトをつくろうと思ったとき。外観から店内の様子、いくつかのメニューの写真も掲載して、地元民だからこそわかる情報サイトをつくることになりました。必要な事前準備として、全国にある穴場の飲食店を見つけなくてはいけません。実際に足を運び、外観と内観、食事の写真を撮影する必要もあります。仮に500箇所の飲食店を掲載しようと思ったら、数千件の情報を集め、現地に赴き……と大きなコストがかかる行為です。

これをクラウドソーシングで実行すれば、全国にいる人々から情報を集め、掲載する飲食店の近くに住んでいる人に撮影を依頼できます。一人で実行しようと考えたら、500件分の時間と労力が必要ですが、各地にいる人に依頼すれば、数時間ですべての情報を集めることが可能です。ひとつの大きな業務を群衆の力で、短時間で遂行する。これがクラウドソーシングの力です。

先述した『ランサーズ』や『クラウドワークス』といった、クラウドソーシング事業を手掛ける企業が増えてきました。それぞれはWebサイトを運営しており、登録することで誰もがフリーランスとして、サイト上に掲載される仕事を手がけ報酬を得ることが可能です。

上記のクラウドソーシングサービスは、基本的にインターネットだけのやりとりで仕事が完結します。副業として仕事をする人は、店舗を構えたり事務所を開設する必要はなく、また法人登記の手間もなしに、個人として事業をはじめられます。

3.副業で得られる、個人として稼ぐ力とオーナーシップ

クラウドソーシングの登場により、少ない手間で副業に着手できるようになりました。得られる収入は、請負側のスキルや仕事内容によってまちまちです。少ないものであれば時給にして数百円程度。多いものであれば、月間に数十万円を稼ぐことも可能です。

どんな成果を求めて副業を行なうかによりますが、本稿で一貫して伝えている『未来の自分への投資』としての目的であれば、今得られる報酬額に固執する必要はありません

なぜなら副業がもたらすメリットは、本業と別でお小遣いを稼ぐことだけではないからです。

クラウドソーシングで簡単に副業がはじめられるようになったとはいえ、仕事を得るには本業と同じような作法があります。ビジネスマナーやビジネススキルと言い換えてもいいでしょう。何らかのスキルがない限り、誰にでもできるアルバイトのような仕事、時給で数百円の仕事しか得られません。副業において手掛ける仕事の幅を広げたいと思ったら、相応のスキルアップを目指す必要があります。

個人の能力が高まることで、当然、収入額は上がっていきます。これは通常の会社経営と寸分違わず、実績・能力があることで儲けることが可能となり、さらには仕事を継続的に得られる状態につながります。

一定の収入に達すれば、個人の副業による稼ぎであっても、確定申告など税務手続きが発生します。企業経営でいえば、経理業務に例えることができるでしょう。ときには副業のために物品を購入するなど、経費を使い計上する可能性もあります。

個人の副業は、いわば最小規模の会社オーナーです。つまり副業がもたらす最大の価値は、自分自身が経営者たるオーナーシップを身につけ、小さいながらも会社経営と同じような管理系の業務を経験できること。

個人として、稼ぎ続ける力を身につけるルートとしてはリスクがないルートと言えるでしょう。感覚を養うことにもつながります。

3-1.サラリーマンのいまこそ、有利に副業をはじめるチャンス

副業におけるメリットとして、個人でありながら経営者の感覚を養えると紹介しました。ここで副業への二の足を踏む人の多くは、「独立したいわけではない」「いつか個人事業や会社を興すからそのときに勉強すればいい」と考えます

将来の自分への投資と捉える以外、いつか自分で事業を興したいと考えている人にも、サラリーマンとして働いているいまだからこそ副業への挑戦をお勧めします。

なぜなら企業に雇用されているあなたは、少なくとも直近で解雇される予定がないのであれば、短期的には非常に安定した環境に身をおいています。毎月の給料が保証されていて、各種手当が用意されていて、社会的な信用も持ちえているのですから。ところが一度会社を出て独り身になると、先に挙げた多くの保証や信用を失います。であればなおさら、サラリーマンとして雇用されている間から、将来に備えた副業を始めましょう。

毎月固定の給料がもらえる状態、年に数回のボーナスをもらえる状態、各種社会保険やその他の福利厚生の恩地を受けられる状態であれば、副業で得られる報酬額の下限を低めに設定することができるでしょう。

これまで通り、本業で得られる収入で生活を送れば良いのですから、副業で毎月最低でも◯万円稼がなくては家賃が払えない、3食食べられないということもありません。

分不相応な報酬額を期待しなければ、副業の機会は驚くほど多くあります。最初のうちは実績をつくるために、または新たな経験・勉強のためにと、アルバイト程度の報酬額で挑戦することも可能です。自分が将来に目指す道の延長にある仕事やスキル獲得、人脈づくりを目的にすれば、少額でも報酬が得られることに感謝すらできるでしょう。

3-2.副業を行なうことで、いまより社会的信用が高まる

副業で得られるメリットは、経験や人脈、報酬だけではありません。少なくとも本業一本の収入と比較すれば、総収入額は上がることになります。安定的な固定報酬と仕事量に応じた臨時収入を合わせた金額が、あなたの年収となります。

収入がすべてではありませんが、少なくとも金額の大小によって、社会的な信用が変わります。賃貸マンションやアパートを契約する際には、前年度の所得や現在の収入額を提示する必要があります。住宅の購入を検討すれば、よほどの貯金がない限りローンを組むことになるでしょう。貸主である銀行には、やはり前年度の所得額を証明しますし、現在の収入についても説明する必要があります。銀行はあなたの収入額によって、ローン金額を決定します。

副業で一定の収入があれば、銀行側が貸し付ける金額が増えてきます。本業だけでは引き出せなかったローン額や有利な条件によって、諦めていた物件に手が届くかもしれません。

このように副業で一定の収入を得られるようになれば、社会的信用を高めることにもつながります。

4.初心者にお勧めの、安心な副業

サラリーマンのうちに副業をはじめるメリットが分かったところで、具体的にどのような手段があるのかを考えてみます。どの副業を選択することが、あなたの将来につながるのか、投資の効果を見込めるのかは、現在の仕事や将来の目的によってことなります。

高校生でも就ける飲食店のアルバイト、コンビニでのレジ打ちや品出しなどは、確かに手っ取り早く収入を得る手段です。

もしあなたの将来のビジョンが、飲食店を経営することであれば、飲食店でのアルバイトを経験することも良いでしょう。小売店を経営したいのであれば、コンビニでアルバイトをしながら店舗運営を学ぶことも無駄ではありません。

数ある副業の手段から、自分自身の将来に必要な選択をすることが重要です。

4-1.投資業を副業にする

株式投資や外国為替証拠金取引(FX)などの金融商品、マンションや土地などの不動産商品への投資という選択があります。資産運用という側面がありますが、将来的に株や不動産の運用益で生計を立てようと考えるのならば、サラリーマンの安定が保証されている間にはじめることが最小のリスクでのスタート。

もちろん不動産取引ともなれば、莫大な資金が必要であったり、専門知識がないまま手を出すことはお勧めできません。まずは知識習得からはじめるのが良いでしょう。短期的には報酬を得られませんが、将来的には大きな可能性を秘めていると考えられます。

最近であれば、少額投資非課税制度(NISA)という仕組みがはじまりました。本来、株や投資信託の配当金や値上がり益は課税対象でしたが、NISAの仕組みを利用すれば、非課税で利益をそのまま自分の収入にできる制度です。少額の投資が対象となっているため、サラリーマンが副業(副収入)の手段として選ぶのに適しているかもしれません。

4-2.アフィリエイトを副業にする

日常からインターネットを利用している人であれば、アフィリエイトという副業の選択も考えられます。将来的にWebサービスやインターネットに関する仕事をしようと思っているのであれば、選択肢のひとつとして検討してみましょう。

アフィリエイトとは、自分のWebサイトに広告を掲載し、訪れた人が広告から商品を購入した場合に収入が得られる仕組みです。自分のWebサイトと聞くとハードルが高そうに感じるかもしれませんが、いわゆるブログをアフィリエイトサイトとして運営している人が無数に存在します。

ブログの運営であれば、月に数百円のサーバー代金だけではじめることが可能です。広告を貼って商品を購入してもらうためには、ブログの更新が必要となりますが、空き時間をみつけて記事を書くだけ。なにも難しいことではありません。

4-3.モニター・アンケート回答を副業にする

まったく元手の要らない手段として、アンケートサイトでの副業が挙げられます。アンケートへの回答者を募っているWebサイトに登録し、送られてくる質問事項に回答するだけの簡単な副業です。

有名なアンケートモニターサイトとして、マクロミル社(http://monitor.macromill.com/)などがあります。回答者の属性に応じて、さまざまなアンケートが配信されていますので、自分が回答できるものに対応するだけ。アンケートへの回答は、数分程度で終わるものばかりです。

回答することによって得られる報酬は非常に少額ですが、空き時間に少数をこなす、時間をとって大量のアンケートに回答することで、作業量に応じた収入を得ることができるでしょう。

4-4.クラウドソーシングで副業をする

副業の選択肢を広げることに一役を買ったクラウドソーシング。未経験者が副業をはじめるきっかけとして、各種クラウドソーシングサービスに挑戦することも有効です。

数年前から、日本でクラウドソーシングサービスを提供する企業が増えてきました。登録者数と仕事の数が多いのは、ランサーズ(https://www.lancers.jp/ )とクラウドワークス(http://crowdworks.jp/ )。

どちらのサービスも無料で利用が可能です。仕事の種類は多岐にわたり、その多くがインターネットで完結するため、自宅にいながら、通勤途中に、昼休みになど、自分のペースと環境で副業を行なえます。

仕事の種類は、文章作成、資料作成、デザイン、プログラミングなどの他に、タスクと呼ばれる初心者でも問題なく進められるものがあります。あなたがデザインやプログラミングを本業としているのであれば、どの仕事も手掛けることが出来るでしょう。

特殊なスキルがない人の場合、文章作成やタスクからスタートするケースが多いようです。文章作成といっても、プロのライターが手掛ける仕事からブログやクチコミを書く程度までさまざま。極端な話、タイピングができれば仕事をみつけることが可能です。

レストランや家電の情報を調べたときにみつかる、クチコミサイトのクチコミを書くような仕事であれば、日本語さえ使えれば大丈夫。とはいえ、将来のために副業をするわけですから、誰にでもできることを空き時間にやるだけでは意味がありません。

そこで挑戦していただきたいのは、自分の知見を広げることにつながる文章作成。クチコミほど難易度は低くありませんが、インターネットで調べて作成できる文章作成の仕事が多数あります。

その中から、自分の専門知識を深められるものや、将来進みたい方向にあるテーマを選べば良いでしょう。文章を書くために調べる作業が、自分自身の知識となっていきますし、情報収集のスキルを高めることにも直結します。その上で1記事数百円から数千円の報酬を得られるわけです。

5.まとめ

ここまでお伝えしたように、サラリーマンにとって副業を行ないやすい時代となりました。むしろ、自分の将来を見据えた行動をとらないことのほうが、大きなリスクとなり得ます。

副業の種類は多岐にわたります。得られる収入は、希少性や難易度によってことなりますが、すべては未来への投資と考え、まずは収入よりもスキルや知識を習得する目的ではじめてみることをお勧めします。