「貯金しようと思っているけれど、なかなか貯められない」という人も多いはず。

あれも欲しい!これも欲しい!と、欲望に忠実に行動しているとお金は出て行く一方です。ではどうすればお金を貯めることができるのでしょうか。

かつて、投資家のロバート・キヨサキ氏が、『お金持ちになる方法は2つ。お金を稼ぐことと、お金を守ることだ』という名言を残しました。

実際、お金を貯めるために意識することはこの2つのみ。

「お金を守る」ことと「お金を稼ぐこと」を意識していけば、お金を貯めることができるのです。

では、具体的にどのようにすればいいのかご紹介していきましょう。

目次




1.お金が貯まる方法は2つだけ

一つ目の方法:お金を守る|4つのポイント

「お金を貯める」と考えると、どうしても稼ぐ・殖やす方法ばかりに意識が行ってしまいがち。しかし、お金を守っていかなければこぼれ落ちてしまいます。そのため、しっかりと守ることが必要になるのです。

では、具体的に「お金を守る」とはどのような行為を指すのでしょうか。

節約する

無駄な支出を減らすのはもちろんのこと、残ったお金の使い道を考えることも節約の1つです。

これを行なうためにはまず、現在の支出を全て把握することからスタートしましょう。月にどれくらい使っているのかを正確に認識することは、とても重要です。きっと、思っていたよりも多くのお金を使っていると思います。

そして収入と支出を管理することで、自ずと無駄を削るようになります。結果、節約につながるというわけです。

お金の置き場所を考える

銀行が倒産…なんてことも充分にあり得る時代です。

ですから、銀行にまとめて預けるという置き方は安全ではありません。

1ヶ所にまとめて置いている限り、100%安全という場所は世界中を探してもないのです。そこで、分散させて置くことをオススメします。それが唯一お金を守ることにつながるのです。

税金を理解する

税金の仕組みを理解すること=良い税金との付き合い方です。きちんとルールを守れば、“節税”(=節約)になります。

上手に節税をするためには、税金について正しく、きちんと理解をする必要があります。これが出来ていれば、賢くお金を扱うことができますし、結果お金が貯まったり殖えたりするスピードが上がるというわけです。

資産運用を考える

資産運用というと、まだまだ「お金を殖やすためにすること」という認識の方が多いのではないでしょうか。

しかし、昨今の日本経済においては「投資をする」リスクよりも「投資をしない」リスクの方が大きくなりつつあるのです。

30年前に比べると、現在の物価は約1.4倍~4倍高くなっています。時代の経済によって物価が上昇していくことを考えると、資産運用を検討することもお金を守ることにつながっていくのです。

二つ目の方法:お金を稼ぐ|4つの方法

お金を稼ぐと一口に言っても、様々な方法があります。特に現在は「インターネット」という便利なものがありますから、これを使わない手はありません。

昔は副業といえば内職などが一般的でしたが、最近では「ネット副業」という言葉が出てくるほどです。

さらに、初心者でも簡単に始められるものがたくさんあります。 それでは、ネットを使って稼ぐ方法はどのようなものがあるのでしょうか。

アフィリエイト

アフィリエイトとは、自分のサイト(ブログなど)で広告主の商品やサービスを紹介し、ユーザーが商品を購入するなどの成果があった場合に報酬を得られる仕組みのこと。

報酬は主にクリック報酬とアクション報酬の2つ。クリック報酬は、バナーやテキストリンクなどがクリックされた回数によって報酬が決定されるもの。アクション報酬は、広告出向者が「この行動がとられたら(例えば商品購入)成果と見なす」と、自由に決定できるものです。

実際どれくらい稼げるかというと、月に1万円以上稼げる割合は5%以下。多くの人が数百円程度だそうです。しかし、ちりも積もれば何とやら。地道に稼ぐことができます。

ドロップショッピング

ドロップショッピングとは、ネットショップで注文が入った時点で、それをメーカーや卸売り業者から直送させるネットショップの運営方法のこと。

在庫を持たずに、商品に触ることなくネットショップを開くことができます。メーカー側も販売業務の一部をネットショップ側に委託できるので、Win-Winの関係性ができるというわけです。

どれくらい稼げるかは、どれだけ「このショップ良さそう」と思ってもらえるかがポイントになります。

FX

FXは、証拠金(保証金)を業者に預け、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引のこと。

1日に何度も売買を繰り返し、ポジションを次の日に持ち越さない「デイトレーディング」も、FXの1つ。

仕組みをしっかり理解し、アイデアを出せば、大きなお金を一気に稼げる可能性も。

その分、リスクも小さくありません。自分なりのルールを決めて、相場がどうなっていようともそのルールに従い、最小限のリスクで勝率をアップさせていきましょう。

ネットショップ

ネット上には様々なネットショップが溢れています。その中でうまく差別化を図り、成功すれば、一気にお金を稼げる可能性が。 そのためにはまず、ネットショップを構えることからスタート。方法は大きく分けて4つです。

  1. 1つは、楽天やYahoo!ショッピングなどのショッピングモールに参加すること。
  2. 2つめは、自分でホームページ作成ソフトやネットショップ作成ソフトを使って、独自のネットショップを作ること。
  3. 3つめはASPと呼ばれるネットショップ作成サービスを利用して開業すること。
  4. 4つめは、先に紹介したドロップショッピングを使ってリスクも費用も押さえてネットショップを開業すること。

いずれの方法でも、周りのショップとしっかり差別化を図ることを意識しましょう。また、売上を上げるために様々なアイデアを出すことも重要です。 他にも多くの稼ぐ方法があります。そしてネット副業以外にも方法はたくさん。自分にあった稼ぎ方を見つけてみましょう。

2.具体的にお金が貯まるほど稼ぐ方法を知りたい方へ

お金を稼ぐ4つの方法を読んで、もっと具体的に「お金が貯まるほど稼ぐ方法を知りたい」という方は、私(著者)が実際に役に立ったことをまとめた「しあわせに稼ぐ方法」を94ページにわたってマニュアルにしました。(無料)

また、初心者でもわかるように噛み砕いて、無理のないノウハウとして提供しています。

ちなみに私はこの方法で月に1300万円を稼ぎました。

再現性が高い方法だと思いますので、多くの稼ぎたいを満たしていくことができると思います。もし興味があればダウンロードしてみてください。

3.お金を守れる人に共通すること

前章でご紹介した「お金を守る」という方法が上手い人をよく見ると、共通する考え方・行動・環境などが見えてきました。

一体、どのような人が上手くお金を守っているのでしょうか。彼らの考え方・行動・環境づくりを真似してみると、「お金を守れる人」に一歩近づくことができるかもしれません。

3-1.節約することが日常生活に根付いている

お金を使うことでストレスを発散する人は、お金持ちにはなれません。

年収300万円の人でも、年収1000万円以上の人でも、「もう少しお金があれば生活が楽になるのに…」と言うもの。

「お金持ちは使う量も、稼ぐ量も多い」と思っている方も多いかもしれませんが、お金がある人は節制していることのほうが多いのです。節約ができなければ、いくら稼いでも節約できなければ出て行く一方。

お金を守るためにも、節約を日常生活に取り入れていきましょう。

3-2.見栄を張らず、身の丈にあった生活をしている

見栄を張る人は、お金を浪費しやすく貯蓄することが苦手です。

多くのお金持ちは、持ち物に対して「過度な装飾や機能は必要性が分からない、必要最低限あればいい」と言っています。

そのため、車や家を買うにしても案外素朴なものを買うことが多いのです。自分に自信が持てない人ほど、お金を使うことで見栄を張りがち。注意しましょう。

3-3.周囲の人と良好な人間関係を築けている

家族、友人、恋人…、周りと良好な人間関係を築いている人は、たいしてお金を使いません。その代わり「時間」を使っています。一緒にゲームをしたり、映画を見たり、食事をしたり、時間を費やして幸せな時間を得ています。

しかしそうでない人は、高価なプレゼントを買ったりお小遣いをあげたりしてご機嫌をとるのです。それが浪費とは一概に言えませんが、頻繁に行なっていてはお金は守れません。

3-4.財布の使い方がキレイである

よく「お金を貯めるためには長財布が良い」と言われていますが、実はお金持ちが使っている財布の形状に共通点はない、とも言われています。

一種のジンクス的なものと思っても良いのかもしれません。それよりも大切なのは、「普段からお金をどれだけ意識できているか」です。お財布を大切に使い、きちんと整理してある人であれば、お金の管理はしっかり出来ているはず。逆にボロボロの財布の中にカードも領収書もメモも一緒くたにしていては、なかなか管理はできませんよね。

そういった意味で、財布をキレイに使える人は、お金の出入りをしっかり把握でき、お金を守ることができるというわけです。

4.お金を稼げる人に共通すること

前章では「お金を守れる人」に共通することをご紹介しましたが、「お金を稼げる人」にも共通点があります。

「お金を守れる人」の共通点は、どちらかというと時間をかけて自分のものにしていかなければいけませんが、こちらはすぐに実行できることが多々あります。ぜひ真似してみましょう。

4-1.“月収”にはこだわらない

お金を稼げる人は、安定した稼ぎはあまり意識していない人が多いように思います。

それよりも「トータルでどれだけ稼げるか」を考えているのです。一見博打な思考にも思えますが、社会の需要と共有は常に変化しています。そうある以上、稼ぎも不安定になるもの。

その動きを察知して稼ぎ方を考えられる人は、お金持ちになりやすいと言えます。もし稼ぎ口がなくなったとしても、次の需要を考えて事業を展開していく人は、お金を稼ぐことができるのです。

4-2.雇用されるだけではない

日本人の平均的生涯賃金は1億〜2億円と言われています。大学院を卒業して大企業に勤めている優秀な人でも平均4億円という数字が限界です。それ以上を稼ぐとなると雇用されているだけでは難しいのです。

一方で、ネットビジネスなどで時間をかけずにそれ以上を稼いでいる人がいるのも、また事実です。それには当たり前ですが、誰でもやっていることでは稼ぐことはできません。

雇用されるということは、世の中の9割以上の人が実践しているありふれた稼ぎ方であることを認識しておきましょう。大きな額を効率的に稼ぐためには、雇用されるだけの存在から脱却する必要があるのです。

4-3.複数の収入口をもっている

多くのお金を稼げている人は、複数の収入口を持っていることが多いようです。これは単純に収入を増やすということにも繋がりますが、もう一つ「精神面で余裕が持てる」という良いことがあります。

1つしか収入口がないと、余裕がなくなってしまうもの。しかし、ビジネスを展開する上で精神的に余裕がないと、アイデアも出づらく成果が出にくくなってしまいます。余裕があることで、「どうすればもっと稼げるだろう」とアイデアを捻出できたり、買い手に余裕を持って接することができるため、成果が上がりやすくなるというわけです。

4-4.様々な物事に興味を持てる

好奇心や興味関心は、人生を豊かにしてくれます。お金を稼ぐことにおいても例外ではありません。知識を吸収しなくなった人は、稼ぐことができなくなってしまいます。

単純作業なら、安い労働力の人々でもこなせてしまいます。新しいことを考え、ビジネスとして展開できるからこそ、稼ぐことができるというもの。常に貪欲に知識を吸収していきましょう。

もし、分からない物事に遭遇した時は、「面白い」と思える感性を大切にしたいものです。

4-5.柔軟でポジティブな考え方ができる

ありとあらゆる人に受け入れられるサービスを考えることが、お金を稼ぐことに結びつきます。「これは絶対こう!」という考え方しか持てなければ、なかなか視野は広がりません。

また、壁にぶつかった時に簡単に音を上げてしまっても、稼ぐことは難しいはず。「ピンチはチャンス」という言葉があるように、状況を柔軟に捉え、ポジティブな考え方で原動力につなげていくことが大切です。

5.すぐに実践できる具体的な貯蓄方法

「よし、貯金するぞ!」と意気込んでしまうと、意外と挫折してしまうもの。そこで、まずは今日からでもすぐできる“貯金するための考え方・行動”をご紹介しましょう。

心掛け一つでお金はすぐに貯まっていきます。ご紹介する方法を意識して、ぜひ1ヶ月過ごしてみてください。次の給料日前、手元に残っている金額の違いを実感できるはずですよ。

5-1.3回見て「ほしい」と思うものしか買わない

「これが欲しい!」と心に決めて買い物に行ったはずなのに、返ってきたら全く違うものまで買い込んでしまった…。なんてことはありませんか。

買い物に行く度にそんなことをしていては、お金は貯まりません。そこで一回気持ちをクールダウンさせましょう。それには、3度見ても「やっぱりほしい!」と思う物のみを買う、というルールを作ることが有効です。

似たものを買ってしまったり、不必要なものを買ってしまったり…という事態を減らすことができます。結果、浪費する頻度もグッと少なくなるはずです。

5-2.人とのお付き合いはディナーではなくランチをする

交際費は意外とかさばるもの。友だちと飲み会に行くと、ついつい楽しくて2次会・3次会と続いてしまいますよね。

しかも、無駄にタクシー代を使ってしまうこともめずらしくないのではないでしょうか。それならば、交際パターンをランチに切り替えてみましょう。

ランチであればアルコールを大量に摂取することもありませんから、余計な出費が増えることもありません。さらに、少々奮発してもランチなら2000円前後で済むことが多いはず。大きな節約につなげることができます。

5-3.ボーナスには手を付けない

貯金に成功している人の多くが、「収入−貯金額=生活費」という風に先取り貯金をしています。

多くの人が毎月決まった収入があるはずですから、いわばボーナスは+αの収入。先取り貯金の感覚で、その+αを貯金に回してしまうのです。「欲しい物を買って、余った分を貯金しよう!」という考えだと、どうしても難しいです。

そのため、ボーナスには手を付けず、貯金してしまうのです。

5-4.無計画にお金をおろさない、ATM手数料は絶対に払わない

実は、銀行からの引出し回数を変えると使いすぎの防止になります。お金を貯めることに成功している人の引出しペースは、『週に1回』が1番多いのだとか。ATM手数料がかからない曜日・時間を決めて、1週間に使うお金を引出しておき生活するというペースを心掛けましょう。

気付いたらお金がなくなっていた、いつこんなに使った!?なんてことの防止にも繋がります。

5-5.目的にあった色の財布を使ってみる

日々の努力にプラスして、風水を取り入れてみるのも良いかもしれません。特にお財布はお金にとっての家のようなもの。お金にとって住み心地の良い環境を作れば、長く住み着いてくれますし、出て行ってもすぐ戻ってきてくれる、と言われています。

特にお財布の色は、金運を大きく左右するそうですよ。

黄色のお財布

財をもたらしてくれる効果があります。しかし、真っ黄色だと招く力が強い分、出て行く力も大きくなってしまいます。ベストは、やや黄土がかった黄色。また、お金を増やすには淡い黄色が最適です。

パステルイエローのお財布

楽しみながらお金を増やしてくれる財布。苦もなくお金を集めてくれるため、楽しく使えるお金を増やしてくれます。仕事に生きる人、自分で働いて財を貯めたいという人にはオススメです。

ピンクのお財布

自分の力ではなく他力本願でお金が増えていく財布です。自分の力+αの運気が加わることで金運が増えていくため、女性にピッタリです。

黒のお財布

もっと上を目指したいというよりも、今あるお金をきちんと貯めていきたい人に向いています。ビジネスで成功している人にとっては良い財布です。

白のお財布

浄化作用と同時にお金を貯め込む力があります。また、リセット効果が高いため、今までの金運を変えたい、新たな金運を得たいという方に向いています。しかし、使い方が悪かったり、古くなりすぎたりすると、お金が出て行きやすくなるので注意。

赤のお財布

赤は火に属するもの。一瞬で自分の財を燃やしてしまう「貧乏財布」です。避けたほうが良い色でしょう。

青のお財布

青は流す色のため、入ってきたお金を流してしまいます。パープルブルーのような淡いカラーであれば「増やす」という気があるので、使い方次第では良い財布になります。

緑のお財布

一生懸命働けばお金が入ってくる色です。地道に働くことが得意な人にとっては良い色です。

ゴールドのお財布

とても良い色です。自分の持つお金の気を増やし、財を与える力があります。しかし、ギャンブルが好きな人には向きません。

濃紺のお財布

黒に近い濃紺は「貯める」気を持っています。しかし、自分で貯める意志がなければ貯まっていきません。しっかり貯めようという気持ちが大切です。

ベージュのお財布

お金が好む色です。お金を生み出してくれる財布のカラーで、一般的に1番良いとされるお財布です。

黄土色のお財布

「豊かさ」を強くしてくれる色です。生活を楽しむためのお金を楽しく増やすのに適しています。

6.日本のお財布事情

お金を貯める方法が分かったところで気になるのが、「他の人はいくら位貯めているの?」「いくらあれば楽しい人生が送れるの?」ということ。日本のお財布事情を知ることはモチベーションにもつながる、とても良いことです。

そこで、この章では詳しくご紹介していきたいと思います。

6-1.年代別の貯蓄額

友人、知人に「いくら貯金してる?」とは聞きづらいですよね。そこで、各年代別の平均貯金額と中央値(データを並べた時の中央にある値)をご紹介します。あくまでも平均値ですので、参考の範囲でとどめるのがベストです。

■20代の貯金額

 平均値中央値
シングル342万円129万円
ファミリー365万円200万円

■30代の貯金額

 

 平均値中央値
シングル732万円350万円
ファミリー600万円405万円

■40代

 

 平均値中央値
シングル1153万円600万円
ファミリー962万円640万円

■50代

 

 平均値中央値
シングル1870万円930万円
ファミリー1524万円900万円

■60代

 

 平均値中央値
シングル1981万円1206万円
ファミリー2175万円1398万円

6-2.結婚から老後までと、老後に必要な額

結婚してから先、生活していく上で必要な資金と老後に必要な資金はいくら位なのでしょうか。

結婚式:40万〜500万円

最近では様々なタイプの結婚式がありますから、格安に抑える方法もあります。一方で一生に一度の最大のイベントですから、奮発したいという方もいらっしゃるでしょう。それらを平均すると、80万〜200万円が平均的な結婚式費用のようです。

マイホーム購入費:2500万〜3500万円

家族を持った後にマイホームを購入するのは、多くの人の夢。都心や地価が高い場所に家を買う場合を除いては、大体2000万〜3500万円が平均のようです。

子どもの養育費:957万〜4602万円

幼稚園から高校まで全て公立に通った場合は約504万円、私立に通った場合で約1702万円。国立大学は約453万円、私立文系は549万円、私立理系は650万円、私立医・理系は2900万円と言われています。合計すると957万〜4602万円で、平均しても2779万円となります。

生活費: 夫婦2人での月の消費支出は約28万円と言われています

例えば30歳で結婚し、年金が出るまでの35年間の生活費だけでも、1億1760万円もかかるのです。さらに子どもがいるとなるともっと多くのお金がかかります。 これらを合計すると…生涯1億5000万円〜3億円ものお金が必要になってくる可能性があるのです。

さらに、老後に必要とされている1ヶ月の生活費の平均は約22万円、ゆとりある生活を望むのであれば35万円と言われています。

60歳から85歳までの25年間を夫婦2人でゆとりを持って暮らすとすると、35万円×12ヶ月×25年=1億500万円。こんなにも多くのお金が必要になのです。

これからの人生をどのように過ごしたいのか、それによってお金を貯める額や方法を考えていく必要があるのかもしれません。

7.おすすめの本

さらに知識を深めるためには、書籍を手に取ることをオススメします。世の中には、お金を貯める方法に関する本が数多ありますから、その中からオススメの書籍をご紹介したいと思います。

『一生お金に困らない生き方』  著者:心屋仁之助

経済学者やファイナンシャルプランナーが書いている本が多い中で、この本の著者の心屋氏はカウンセラー。「お金は出せば回る」「頑張らなくてもお金が入ってきて困らない人になれる」というこれまでとは違った切り口の内容。新しい発見があるかもしれません。

『まんがでわかるお金と仲良しになる本』  著者:穴口恵子(著)、みをまこと(イラスト)

楽しく読みたいなら、こちらの本。エッセイ漫画+文章でとても内容が理解しやすいはずです。内容的には引き寄せの法則に関わるお話。少々スピリチュアルな部分もありますが、お金との付き合い方や心構えを学ぶのにはうってつけです。

『誰も教えてくれないお金の話』  著者:うだひろえ(著)、泉正人(監修)

こちらもコミックエッセイ。住宅購入や保険、貯蓄に関することを、著者のうだひろえ氏が実際にファイナンシャルプランナーや専門家に質問しながら解決する過程をコミックにしているものです。とても読みやすいので、「お金に関する勉強をしたいけど難しい話は分からない」という方の最初の一冊としてオススメです。

8.まとめ

お金の話は単純ではありません。ここでご紹介してきた内容だけでは、不十分なことも多々あります。

しかし、生涯を通して絶対に必要になるものもお金。この先困難に陥った時にお金がなくて身動きが取れない!なんてことにならないよう、今日からでもコツコツとお金を貯める考え方・行動をしていきましょう。 「塵も積もれば山となる」。何もしないで嘆いていても始まりません。

心掛けを少し改めれば、きっと数年後にはあなたの手元にお金が貯まっていると思います。