「あなたは投資をしていますか?」なんて話があれば (私を騙そうとしているのか?)なんて勘ぐってしまうのは日本人として当然の反応ですが、 なぜ胡散臭いのかといえば、 投資でうまくやっている人の方が、うまくいっていない人より 圧倒的に少数だからでしょう。




投資とどのように向き合うのか

・ビットコイン?
・不動産?
・株?
・FX?

時にニュースにもなりますが、

・稼ぎすぎていて現実味をおびない
or
・騙された

という話ばかりで、対して役には立ちません。

これほどまでに多くの人が損をしているのに
古今東西「投資に関する問題」はなくなりません。

ではなぜなくならないのでしょう?

・一攫千金を狙いたい?
・自分は騙されない?
・自分は特別?

今日は、この投資というものについて、
一緒に考えて見たいと思います。

投資を定義する

さて、投資の話をする前に、
いつものように、「投資」をしっかり定義しておきましょう。

”投資”
主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、
現在の資本を投じる活動を指す。 -wikipedia-

簡単に言えば、
今自分の手元に10,000円があるとして、それをある対象に掛けて、
ある将来の日に(例えば、来月)12,000円になって帰ってきてね。

という話ですね。

非常に明確でわかりやすい。

ただし、これにはリスクという不確実性が付いて回ります。

今日掛けた10,000円は、将来のある日8,000円になってしまうかもしれないわけですね。

非常に当然の話をしていますが、
基礎の共有もしておきましょう。

複雑な話をする前には、
必ず基礎の共有が必要です。

投資とギャンブルの違い

例えば、宝くじは、多くの日本人が購入しますね。

今は6億円でしたっけ?
すごい額です。

では、「宝くじに投資した!」という人はいるでしょうか。

あまり聞きなれない言葉です。

言わずもがな、
宝くじの還元率は50%なので、
10,000円を賭けた時点で
^^^^^^^^^^^^
5,000円の期待値になります。

競馬は75%なので、
10,000円を賭けた時点で
^^^^^^^^^^^^
7,500円の期待値になります。

賭けた時点で負けが決まっているわけですから、
宝くじを10,000円ずつ10回買ったとしたら
50,000円の損をして当然と言えますね。
(10,000×10×0.5)

これは、ギャンブルであり、投資ではありません。

「夢を買う」「当選までのドキドキ感を買う」ということで
エンターテイメントとして楽しんでいるのであれば問題ありませんが、
これに人生をかけているようでは、先は見えているでしょう。

ギャンブルとは遊戯 -wikipedia- とあるように
遊び(エンターテイメント)です。

ギャンブルは投資とは似て非なるものです。

では、
これを投資の話に戻して見ましょう。

本当に”投資”をしているのか?

わかりやすく、一つの例をとって株にしてしましょう。

・サラリーマン副業として株が良さそうだ
・退職金を元手に株で増やしてやろう

そういう方が増えているのは、
近年の市場を見ていたり、証券会社の増加や利益を見ていれば良くわかりますね。

例えばある日、「あなたはAという会社の株が良さそうだ!」という情報を
手に入れました。

もしくは「Aという株がいい」という情報を雑誌や、ニュース、
業界で有名な人に教えてもらったとします。

よし、この株は絶対に上がるぞ!
そう思ったあなたは、Aという株にお金を賭けることにしました。

さて、これは「投資」ですか?

多くの人は「Aという株に投資をしました」
と答えるでしょうし、
その返答に違和感を持つ人はいないでしょう。

しかし、良く考えてみましょう。

その株を購入する前に、あなたはどのくらいその会社の事実を知っていると
言えるでしょうか?

「ある事業が好調」これはA社の一部が好調であり、
全てが好調とはイコールではありません。

そもそも、

・いつまで買ったAという株を持ち続けるのか
・どうなったら手放すのか
・キャッシュフローはどうなのか
・ROEは?PERは?
・財務諸表は読み込んだのか

これは一般的に良いとされる長期投資用の考えですが、
全てにYESと言えなければ「投資」ではありません。

テクニカルトレーダーをして、
短期指標で売買を繰り替えすのであれば

・どの指標を優先するのか
・バックテストは自分で行ったものか
・テストにおいてPrifitFactorは1を超えているか

こういったものが求められているかなど
多くの確認が必要です。
(もっとも短期売買は投資ではなく投機と言われますが、
ここではシンプルに考えるために一緒に考えています)

さて、これらがない状態でお金を掛けることが
宝くじや競馬となんの違いがあるでしょう。

ありませんね。

要は、多くの人は投資で損をしたのではなく、

ギャンブルで損をした
^^^^^^^^^^^

というわけです。

「投資ではなく、ギャンブル」です。

ギャンブルは、賭けた人が損をするようにできています。
損をしてもらうように高度に仕組み作られたエンターテイメントなわけです。

そうしなければ、運営元が儲からないので、
そもそも存在をしません。

一般的に言われている投資で損をしたという内容を見ていても、
胴元や代理店があって、
そこが儲かるような仕組みになっています。

ここで挙げた例を見てみれば

投資風ギャンブルはーーーーーーーーーーー
人から勧められた(もしくは世の中がそのような風潮になっている)

という他人からの受動的な情報によって、
あたかも自分がそう思ったかのように思わされてお金を賭けていること
ーーーーーーーーーーー

と言えるかもしれません。

こうならないためにも、
自分の頭で考える力が必要です。

教育という投資で基礎知識を得る

ここで出てくる2つ目の投資は「教育」です。

よく
「自分に投資する」という言葉が使われますね。

・読書をする
・講義を受ける
・経験をする

広義の意味では、これらも投資となるでしょう。

お金を使って、
もしくはもっと広義の意味では、
自分の時間を使って

将来のリターンのために学ぶわけですから、
とても重要と言えます。

かの戦争で迫害を受けていたユダヤ人は

「最大の投資は学ぶ事」と子孫に伝えました。

お金や資産は奪われてしまうけれど、
頭脳は奪えまい。

という教えですね。

この教えが功を奏し、今ではユダヤの教えに習った方が
世界中の経済界でその力をふるっています。

読書はもっとも安い投資と言うように、
お金があまりないうちは読書をおすすめしますが、
脱線しそうなので、これは別の機会にお話します。

多くの人が勘違いする自己投資

読書も講習も受けている、という人がいるとします。

この人は、単に努力が足りないのでしょうか?

ここで、1つ目でお話をした投資風ギャンブルの話を思い出して見ましょう。

ーーー
他人からの受動的な情報によって、
あたかも自分がそう思ったかのように思わされてお金を賭けていること
ーーー

このように問題点を挙げておきました。

ここはもっとも多くの人が陥りがちなミスなのですが、

・読書も
・講習も

受動的な情報であることに変わりはない。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^

ということです。

読書をしよう、講習を受けようという行為自体は能動ですが
情報についてはテレビやニュースサイト同様、受動的です。

なぜなら、読んでいたり、聞いているときには
テレビやニュースを見ているときと
なんら変わりはないからです。

読書をしていたり、講習を受けているのに結果がでない人は

ーーー
他人からの受動的な情報によって、
あたかも自分がそう思ったかのように思わされて・・・
ーーー

この状態と何も変わりません。

これでは、
人生常にギャンブルというのを自分が採用しているようなものなので、
うまくいくことはないでしょう。

こんなことに期待をしていては、
人心の疲れが蓄積されていくだけですね。

ギャンブルではなく”投資”にするための方法

では、どのようにすれば、
ギャンブルから「投資」に変わるでしょう。

それは、

この議題に対する逆の思考

他人からの受動的な情報によって、
あたかも自分がそう思ったかのように思わされてお金を賭けていること

自らの能動的な思考によって、
本当に自分が得た情報が正しいのか、投資すべきかしないべきか判断する自らの客観的基準を持ち、
自分の経験によってその真偽を確かめながら、確率を高め
期待利益が期待損失を上回るように調整していくこと

と言えそうです。

ここで重要なのは

投資すべきかしないべきか判断する自らの客観的基準」でしょう。

自らの客観的基準というのが
一見矛盾するように思えるかもしれませんが、

私たちは、自分が選択する判断でさえも
その時の感情や気分で歪ませてしまいます。

この自らの客観的基準は、
誰かから教えてもらえるものではありません。

例えば、
錦織選手にテニスを教わって理論は完璧になっても
テニスがすぐに上達するわけではないのと同様に。

ですから、
多くの人は「騙されるべくして、騙されている」というわけですね。

能動的情報を集めるのは
あくまで、自分の基準を作るために
成功している人がどのような点に気をつけているのかを知るためです。

もしくは、凝り固まって見えなくなった自分の視点を
切り替えるためです。

決して、その人がいったことを鵜呑みにすれば成功するわけではないということですね。

さて、
なぜ投資の基礎の話をしたかというと、
人生にとっては、
『それでも投資をしなければ、経済的成功をすることができない』からです。

起業も、経営も常に投資です。

能力向上も投資ですし、もちろん資産形成にも投資が必要です。

ですから、
投資についてしっかりとした基礎知識をつけていただきたいと思ったからです。

1日でマスターできないからこそ、
1日でも早くこの正しい思考パターンを身につけないといけませんね。

投資によってカモられる人にならないために、
正しい思考パターンを磨いていきましょう。

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