今日は、僕が六本木で月に100万円以上を飲み代に使って分かったことを書き留めたいと思う。
お金持ちの話は、いつの時代も人気の話題だ。
今日もお金持ちに年収を聞くというテレビ番組がやっていたし、(視聴率が取れるからだろう)
僕に寄せられる質問にも、どうしたらお金が稼げるかといった話がとても多い。
目次
お金を持った人の実情がわからない理由
お金持ちにフォーカスされた情報は山ほどあれど、
表面的で物質的なこと
- 豪邸
- 高級車
- 高級ブランド品 など
に注力されすぎていて、何も感じるところがない。
だから、
お金持ちたちの精神状態とか、
見えている世界とか、
はっきりと聞ける場所というのは意外と少なく、
知る機会もない。
金銭的な成功者は、そうでない人の前で幸せそうに振る舞うし、
できる自分を演出するし、
苦労体験を楽しそうに話したりもする。
メディアや書籍では着飾るし、
さらにそこに入る編集者の意図
(その人をカリスマにして持ち上げたいのか、悪者にしてこき下ろしたいか、など)
によって脚色された情報からでは、
あるがままの姿は見えてこない。
だから、今日はそんなお金持ちの現状の話を
僕がお金持ちの街、
東京の六本木で直接見聞きしたものと、
僕自身が月に100万円以上を飲み代として使った経験からお話したいと思う。
お金持ちになりたいと思っている人
お金にどうも偏見がある人
そんな人は自分に投影しながら、是非イメージしてほしい。
お金を持つだけでは幸せではない
さて、僕が感じている一番のことは、
お金があっても、さほど幸せではないということだ。
お金≠幸せ
お金があったら幸せになれるというのは
メディアが作った幻想だ。
かなりの人が、
まだ
この作られた虚構の世界で苦しんでいる。
最近は、この虚構から抜け出し、
「お金≠幸せ」はわかっている、
という人もいるかもしれない。
けれど、お金があったら幸せだとは思ってないけど、
自分だったらお金を稼いでもそのお金にとらわれない、
という人には相当難しいことを伝えておきたいと思う。
誘惑、事業になりそうな話の数々、資産の運用、税金、
お金持ちを取り囲む問題は想像以上に多い。
(少し話がそれてしまうかもしれないが、
宝くじが当たった人が数年後に破産してしまうという話は有名な話だ。
要は、お金の使い方や運用の仕方を知らないので、
数億円あってもなくなってしまうのだ。)
結局、お金を持っていない時以上に
お金を持つとお金について考えなければいけない時間が増える。
さらに、一度持ってしまったお金を失うことは怖い。
崩れた金銭感覚は、なかなか治らない。
お金持ちの街、六本木で見て聞いて体験した経験からわかったこと
僕は24歳の時から六本木で飲んでいて、
いろいろなお金持ちを見てきた。
- 社員が数十人、数百人といる企業の社長
- 年収が億を超える人
- そこまでではなくても、一晩に数十万円〜の飲み代を出せる人
最初はとても羨ましくて、
自分もそうなりたいと思った。
けれど、自分で飲むようになってから、
少し見える世界が変わった。
羨ましいと思うが故に
見えていなかったマイナスの部分が見えるようになったのだ。
- 恐怖心やストレスから逃れるようにお酒に当たる人
- 自尊心を満たしたいといった感情をあらわにする人
- お金で相手の気持ちを買おうとする人
- 一度心を開いた人に依存する人
こういう人は思っている以上に多い。
これらはどれも、昼間のストレスからきている
心の叫びであると感じるようになった。
ひどいストレスを抱える代償にお金を稼ぎ、
稼いだお金でストレスを発散する。
まるでラットレースのようだ。
たしかに住んでいる家は豪邸だろうし、
乗っている車は超・高級車だし、
つけている時計は何百万円もするものだけれど、
それだけだ。
100万円の飲み代でわかったことは「何も買えなかった」こと
僕も月に100万円以上を飲み代で使ったが、
結局何も買えなかった。
もう一度言おう。
「何も買えなかった」
これが僕の感想だ。
いや、
もちろん
お酒も
おいしい食事も
綺麗な女性も
揃っていた。
けれど、
何も買えなかった。
この言葉が一番しっくりきている。
100万円の飲み代は
何も買えなかった、ということを学べた、という情報に変わった。
そのくらいしか、残っていないということだ。
これは、何も買えていないことと、
ほとんどイコールである。
本当にお金を持っている人からすると、
月100万円使ったくらいでわかったように言うな!と
お叱りを受けるかもしれない。
けれど、
これは月に500万円使っても
同じ感想だと思っている。
そのくらいの世界は見えた。
その1ヶ月を振り返っても、
特に印象に残っていることはない。
特別幸せだったということもない。
それだったら、
僕はこうしてリアルな情報を知りたいと思っている
一人の”あなた”という人に
僕の見た世界を伝えている方が、
よっぽど面白くて
幸せで
楽しい。
昨日読んだ、514円の文庫本を読んだ時間の方が
よっぽど価値が高いと思っている。
僕は幸いなことに、
幸せについて考えることを優先してきたから
少し気づける部分があったけれど、
旧世代的な考えで、
「お金を持っている人がすごい」というところから抜け出せない人たちは
稼いでも稼いでも、
もっと上がいるから、
もっともっとと、自転車を漕いでしまう。
それが苦しみになっているのではないかと思うのだ。
お金の持ち方、稼ぎ方が問われる時代|お金と幸せの関係
もちろん
資本主義のルールの中で生きる以上、
お金は持っているに越したことはない。
(紙幣という意味でないことを話すと脱線してしまうので、
これは別の機会に話したいと思う。)
けれども、お金を持つ理由は、
資本主義のルールから外れるためだと思うのだ。
お金というしがらみから解放されるために
お金を稼ぐのだ。
要は、お金には稼ぎ方が求められる時代が訪れているということだと思っている。
でも書いたけれど、
幸せは4つのしがらみ
- 人
- お金
- 時間
- 場所
から解放されることがスタートだと思っている。
だから、
もしあなたがこれから稼ぎを得ていこうと考えているのであれば、
その稼ぎ方にも注力していただきたいと思うのだ。
幸せなお金の稼ぎ方を僕は研究しているし、
それを共有していきたいと思っている。
そうしないと、きっとツラい人が増えてしまうと思うからだ。
人は稼ぐために生まれたわけではない。
だから稼ぐとは何か、そして稼ぎ方も知らないといけない。
この一見矛盾する問題を解決した先に、
自分らしい幸せがあると思っているのだ。
成功の法則
植草貴哉(うえくさたかや)
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