「自分を変えたい・変わりたいと思っていても、人はそう簡単に変わることはできない」
誰かが、こんなことを言っていた。
でも、それは本当?
私は、望む理想の自分を実現する人をたくさん見てきました。
たとえ、今は理想の自分とは全然違っても、「ダメダメだ」と自分で思ってしまっていても、あなたは絶対に自分を変えることが出来ます。
なぜなら、今日あなたは
「自分を変えたい!そしてその変え方を知りたい!」
そう思って、この記事を読んでみる、という行動をとったからです。
心で思うだけでなく、行動をした。
これは素晴らしい一歩ですね。
今日は、自分を変えるための考え方や具体的な行動と、自分を変えるために知っておきたいことを見ていきましょう。
あなたが良い方向に変わることで、あなたをとりまく出来事も良い方向に変わっていきますよ。
目次
1. 自分を変えたいと思った日にやる4つのこと
今日はあなたにとって、素晴らしい日です。
なぜなら、自分を変えるという行動を始めた日だから。未来の自分から見たら、きっと今日が記念日ですね。
その未来の自分が「あのときの行動は正解だったな」そう思えるように、今日、さっそく4つのことを考えて、紙に書き出してみましょう。
1−1,今の自分を知る
自分を変えたいと思う時、多くの人は変えた先にある未来の自分の姿を思い浮かべます。
それはとても大切ですが、まずは今の自分を知ることも大切。
なぜならば、何が、どのくらい足りていないのか、はっきり分かるからです。人は漠然とした不安に駆られてしまうので、漠然としたものは恐怖です。
変わった先の理想像に対して、今の自分は何が足りていないのか・何ができていないのか・今の自分のどんなところを変えたいと思っているのか明確にしましょう!
最初はなんでもいいので、今の自分に関することを20個書き出してみましょう。
考え過ぎずに思ったままに書き出してくださいね。
今の自分を書き出す例
- 3日坊主で物事にすぐ飽きてしまう
- 英語が全然わからない
- パートナーが3年いない
- ◯◯◯◯◯
- ◯◯◯◯◯
- ◯◯◯◯◯
なかなか筆が進まない方は自分の嫌いなところ・人より劣っていると感じるところ等の短所の軸で書いてみてください。
するとポンポン頭の中に浮かんできます。
書き進めている途中、基本はネガティブなことばかり書くことになるので、気持ちが沈むこともありますが問題ありません。
直視することから逃げてきた今の自分と向き合うことで、今の自分を変えたいというプラスのエネルギーが生まれます。
1−2,いつまでに変わりたいか期限を決める
目指すべき未来の自分をハッキリさせる上で必要なのは、いつまでに・どうなりたいのかの期限を明確にします。
- 試験の日までに
- 夏の大会までに
- 年末の表彰式までに
- 3年後の◯歳のときまでに など
目標は持っていても、いつまで?と聞かれると、ほとんどの人は答えられません。
あなたは大丈夫ですか?
人は期限や締切や日程が決まっていないものに対して、モチベーションを保ち続けることが苦手な生き物です。
納期や締切があることで間に合わさなくてはという気持ちが生まれます。
1−3,どのように変わりたいかを具体的に言葉にする
次に、具体的にどうなりたいかを考えましょう。ポイントは具体的な数字を入れた目標にすることです。
良い目標の例
- 夏(6月末)までに体重5kg落として、体脂肪も3%落とす
- 来年の9月のTOEIC試験までに、指定の参考書を2回こなす。毎日15分音声も聞く
- 35歳で起業して、初年度年商3000万円売り上げる
悪い目標の例
- 5kgダイエットする
- TOEICまで、平日は毎日勉強する
- 30代で起業する
数字で目標を立てることのメリットは、その過程でなりたい自分にどれだけ足りていないのかという現状を定量的に把握できることです。
自分を変えるためには、強い意志を持ち、高いモチベーションを保つことが最も重要です。
だからこそ、いつまでに・どうなりたいかという目標は数字で明確にしておきましょう。
1−4,行動計画を立てる
いつまでにどうなりたいかが明確になってきたら、次は具体的な行動計画を立てます。
たとえば、夏までに5キロ痩せるという目標であれば、2日に1度は必ず30分間ランニングをするといったものが行動計画にあたります。
ただし、はじめから無茶は止めましょう!
無茶な行動計画を立ててしまうと行動を起こすのが億劫になってしまい、数日で計画が破綻する可能性が高まってしまいます。
目標は大きく、実行計画は最小に
成功の法則
計画通りに進まなくなると、モチベーションは一気に低下してしまい、最悪の場合、変わることを諦めてしまいかねません。
どんなに小さくても、実行出来た!という成功体験が一番重要
成功の法則
まずは無理なく続けられる行動計画を立て、継続できたら少しずつ負荷をかける量を増やしたり、変わるために充てる時間を増やしたりしていきましょう。
2.自分を変えるモチベーションを高く維持する方法
第1章で自分が進むべき道が決まったら、実際にアクションに移しましょう!
この章では、モチベーション高く保ちながら自分を変える方法をお伝えします。
2−1,目標を紙に書いて見えるところに貼る!
具体的な目標を立てたら、1日1回は必ずその目標を目で見て確認できるようにしておきましょう。
たとえば、目標を立てた時は今度こそ絶対変わってやると断固たる決意をしたとしても、日が経つにつれてその時の気持ちは薄れていってしまいます。
毎日目に見える形にして、常にその目標を頭から離さずにいることが大切なのです。
紙に目標を書いて目に入るところに貼っておくことはとても重要。
世界の至るところで、目標に対して漠然とした達成意識を持っている人より、明確な達成意識がある人の方が、実際に目標を達成できる確率は圧倒的に高いというレポートが発表されています。
部屋の扉やトイレの壁など、否応にでも視界に飛び込んできてしまうところに貼っておくことで何度でも確認しましょう。
自分の手で書くからこそ、その文字にはあなたの思いがこもりますし、それを目で見ることで気合いを入れ直すことができます。
最初は「本当に効き目あるの?」と疑ってしまいますが、一度その壁を越えると、成長は一気に加速します。
2−2,目標を第三者に宣言する
テンションが上がってきたら目標を宣言して、自分に少しプレッシャーをかけ、達成することへの意識を高めてみましょう。
今の時代でしたらSNS上で大勢に向かって宣言するのもいいですし、多くの人に知られたくない内容でしたら身近な人にだけ口頭で伝えるのでも大丈夫。
もし失敗しても、恥ずかしくなんかありません。
挑戦しただけ、あなたは他の人よりも一歩抜きん出ているからです。
最初は白い目で見られるかもしれませんが、行動していくと、いつの間にか応援してくれる人に変わります。
もしあなたが変わりたい!という思いをバカにするような人がいたら、思い切って距離をとっていきましょう。
その人は、きっとあなたが想像する理想の未来には一緒にいけない人です。
2−3,行動を毎日チェックして自分にポジティブなフィードバックをする
目標を紙に書き・人に宣言しプラスして日々の努力が重なることではじめて目標に近づくことができます。
目標を立てたら、毎日の行動計画が実行できているか振り返えりましょう。
出来た or 出来ない
これも大切ですが、それよりも出来なかったときに、
出来なかったのはなぜだろう?どうしたらできると思う?
と自分に尋ねてあげることが大切です。
出来なくても自分を責めてはいけません。目標達成がつまらなくなってしまいますから。
一流の経営者や有名なスポーツ選手も、必ずポジティブなフィードバックを自分に行っています。
だから、次の改善ができるわけです。
1日1度1分間でいいので、習慣づけましょう。
3.挫折しそうになった時の対処方法
自分を変えるというのは、自分の嫌な部分と向き合い続けることなのでそれだけに精神的に大きな負荷がかかり挫折することもあります。
最悪、自己嫌悪に陥り変わろうとすることが苦しくなってしまう時がきます。
そんな時の対処法を前もって知っておいて、心の支えにしてくださいね。
対処方法1:なぜ自己嫌悪になってしまうのか理解しておく
自己嫌悪の原理は、理想自己と現実自己にズレが生じた時に発生します。
変わりたいという思いをもつあなたが描く未来の自分像のことです。対して現実自己は言葉の通り今のありのままの自分を意味します。
あなたがもし
『今の無口の自分は嫌だから、もっと人とコミュニケーションをとれるようになりたい』
という変わりたい願望があった場合。変わりたいと思うのと同時に、今の無口な自分と向き合うことになります。
現在の自分が好きになれず自己嫌悪はどんどん膨らんでいってしまい、すぐに変わろうと思えば思うほど苦しくなってしまいます。
ちょっとずつが、ポイントでしたね。
このような原理を知っておくだけでも対処になるでしょう。
対処方法2:ありのままの自分を受け止める
自己嫌悪を抱く原因となっている嫌いな自分を完全になくしてしまうのではなくポジティブに受け止めていきましょう。
今の自分の一部なので完全になくすには難しいでしょう。自分から強引に切り離そうとすればするほど、自らを傷つけることになってしまうのです。
まずは今のありのままの自分を受け入れることが大切。そこがスタートラインですから。
受け入れるために、自分が嫌いな性格の一部はどうしてできたのか原因を考えてみましょう。
すると次第に、それは特徴や個性として排除する必要はないかもしれないと思えるようになってきます。
そこから、もっとよくなるためにこうしてみよう・自分の個性を活かしてみようと、自分を苦しめたり傷つけたりすることなくポジティブに変えていけます。
4.自分を変えるための名言集
世の中には変わりたいと思っている人の背中をそっと押してくれる名言がたくさん存在します。
偉人たちが残した、あなたにもきっと役に立つ言葉を大切にして、理想の自分に変えていってくださいね。
時間に関する名言5選
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ/詩人
常に現在の時間にしっかりしがみつけ。刻一刻と過ぎていく時間には、無限の価値がある。
私は現在に自己のすべてを賭けている。1枚のトランプに人が大金を賭けるように。私は現在をそっくりそのままで、できるだけ高価なものにしようと努力しているのだ。
デーヴィッド・グレイソン/ジャーナリスト
今ここで征服できない時間は、永久に征服できない。
今ここで楽しめない人生は、永久に楽しめない。
今ここで賢明な生活を送らなければ、永久に賢明な生活はできない。過去はもやは存在せず、未来は誰にも分からないのだから。
ベンジャミン・フランクリン/政治家
もし「時」がこの世でもっとも貴重なものだとすれば、時の浪費ほど大きな浪費はあるまい。
失われた時は二度と帰らないからだ。
時はいくらあっても十分ではないのが常だから、やるべきことはさっさと行なおう。価値あることを行なおう。
フィリップ・チェスタフィールド/政治家
時の価値を知れ。引っつかめ。抑えつけろ。そしてその瞬間瞬間を楽しめ。
怠けず、だらけず、ぐずぐずするな。今日できる事を明日にまで延ばすな。
ヘンリー・デイヴィッドソロー/思想家
何より大事なことだが、われわれは現在にしか生きられないのだ。
過去を顧み、人生の一瞬たりとも無為に過ごしたことはなかったと言い切れる者は、もっとも幸福な人間である。
仕事に関する名言5選
ウィリアム・シェイクスピア/劇作家
まず計画はよく行き届いた適切なものであることが第一。これが確認できたら断固として実行する。
ちょっとした嫌気のために、実行の決意を投げ棄ててはならない。
ルキウス・アンナエウス・セネカ/古代ローマの政治家
幸せになりたいなら、もっているものを増やすのではなく、欲望を減らせばいい。
トーマス・エジソン/発明家
天才の1%は「インスピレーション」から成り、99%はパースピレーション(汗)から成っている。
ジョーゼフ・アディソン/劇作家
早寝早起きの、勤勉で、分別があって、金を浪費せず、まっ正直な人間が、運の悪さをこぼすのを見たことがない。
人柄のすぐれた、よい習慣を持った、鋼鉄のように強く、勤勉な人間は、愚か者には想像もつかぬような悪運に見舞われたとしても、決してびくともしない。
トーマス・カーライル/歴史家
すべての大偉業は、最初は不可能事だと言われた。
人間関係に関する名言5選
ベンジャミン・ディズレーリ/政治家
自分のあやまちを認めることほど難しいものはない。事態を解決に導くには、素直に自分の落ち度を認めるのが何よりである。
ポール・ダグラス/政治家
相手と意見が食い違う時は、敵意をむき出しにしないで、相手を敬愛している気持ちを、表情にも行動にも言葉にも表すよう、努めることだ。
アルフレッド・アドラー/心理学者
扱いにくい相手とうまくつきあうには、相手が何とか自分を優秀に見せようとして、躍起になっていることを念頭におくことだ。
そしてその観点から相手とつきあってみることだ。
ヘンリー・ジェームス/小説家
人と交際する時に一番忘れてならぬことは、相手には相手なりの生き方があるのだから、他人の人生をかき乱さないように、むやみに干渉しないことだ。
ウォルト・ホイットマン/詩人
君が教訓を学んだ相手は君を賞賛し、親切をほどこし、味方になってくれた人々だけだったのか?
君を排斥し、論争した人々からも大切な教訓を学ばなかったのか?
自信が出る名言5選
ウィリアム・フェザー/作家
自分を激励する秘訣は、自分に向かってこう言い聞かせることだ。自分と大して知能の違わない、ふつうの出来の人間でさえ、難問題を解決した者が数えきれないほどいるのに、自分にできないことがあるものか。
デール・カーネギー/教師
度胸が欲しければ、恐ろしくて手が出せないことに挑んでみることだ。
これを欠かさずにやり続けて、成功の実績を作るのだ。これが恐怖心を克服するための最も迅速でしかも確実な方法である。
ジョン・キーツ/詩人
失敗は、ある意味では成功に向かう本街道である。
どこが間違っているか分かるたびに、真実とは何であるかを熱心に追求するようになる。
そして新しい経験をするたびに、なんらかの誤りが明るみに出てくるから、その後は心して失敗を避けるようになる
ハリエット・ビーチャー・ストウ/作家
進退きわまって四方八方敵だらけとなり、もう一刻も持ちこたえられないという気持ちになっても、決してそこで手放してはいけません。
情勢が一変するのは、まさにそれからなのですから。
エイブラハム・リンカーン/政治家
弁護士になろうとしっかり心に決めれば、それだけで目的は半分達成されたも同然である。
きっと成功してみせる、と決心することが、何よりも重要だということを、常に銘記すべきだ
自分を変えたい人におすすめの本
あなたが変わりたい時本を参考にするというのも有効な手段の一つです。
変わりたいと思った日だからこそ、一気に読んでしまうのも手ですね。
まずは有名な本を紹介しますので、そこから得られる情報をもとに、さらに興味を持った本を読み進めてくださいね。
『7つの習慣-成功には原則があった!』著|スティーブン・R. コヴィー
著者が過去200年間に書かれた「成功」に関するあらゆる書籍を研究し、すべての「成功」に共通する原則をまとめた本です。
単なる自己啓発本ではなく、人生を考えさせられる1冊。1990年に初版が出版されて以来ロングセラーとなり、全世界で1000万部以上の売上を記録しています。
『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』著作|岸見 一郎・古賀 史健
タイトルだけを見ると「自由に生きるためには、他人に嫌われる勇気を持たなければならない」という内容が書かれているのでは? と感じられますが、実際は「他人に好かれようが嫌われようが、それは他人が決めること。
自分自身が選ぶライフスタイルに勇気を持とう」という内容が書かれています。 自分のことが嫌いで自己嫌悪に陥りやすい方におすすめの1冊です。
『スタンフォードの自分を変える教室』 著作|ケリー・マクゴニガル
自分を変えるための精神論などではなく、心理学・脳科学から経済学まで、最新の科学的成果を盛り込んで、理想の自分へと変わるための教えが書かれた1冊。
「なぜダイエットに成功しないのか」「どうして自分はこんなにも意志が弱いのか」その理由と解決方法まで詳しく知ることができます。
まとめ
自分を変えたい。
そう思うことは、ある意味幸せへの第一歩です。
なぜならば、あなたは今まで幸せになる方法の教育はほとんど受けてきていないから。
それが、自分を変えたいという衝動に変わったのでしょう。
だから、これはチャンスです。
このチャンスをものにするのか、スルーしてしまうのかは、あなた次第。
けれども、この記事を読んでくださったあなたは、きっとうまくいきます。それは、変わりたいと強く思っているからです。
どんな道も、自分が強く思うことから始まります。
あなたなりのサクセスストーリーをぜひ歩んでくださいね。
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