ドバイへの海外移住が落ち着いて、振り返ってみると、
なんだかんだで1000万円以上を使っていました。
しかも、僕が引越したのは昨年末なので、
ちょうど円安に振れていて、1ドル118円とかだったので、
為替差損だけで相当持って行かれました。
想定よりは多かったけれど、
でも僕はこれでいいと思っています。
これが、将来の自分の夢/目標に繋がっているからです。
目次
本当のパーソナルブランディングとは
今日は、この事例を使って『本当のパーソナルブランディング』について
考えてみたいと思います。
よく
- 個人の時代
- パーソナルブランディング
という
言葉が使われますね。
僕は、キャリアの最初を人材紹介業としてスタートしているので、
転職業界でも、
「自分の価値を高めましょう」みたいなことは
頻繁に言われていました。
ちょうど10年前とかなので、
転職エージェントを使って転職するのも一般的になりつつあったくらいの時でしょうか。
その頃から、
企業は社員を一生守ってくれる存在ではないんだと
日本でも浸透してきて、
自分の”キャリア”を考えて年収アップのために、
様々なセミナーや資格獲得が盛んでした。
アビバやユーキャンのような資格系は人気ですよね。
もっと高いレベルになると、MBA取得などにもなると思います。
このように自分に力をつけて
「高く個人を買ってもらいましょう」というのが
パーソナルブランディングとされていたように認識しています。
僕が起業をして感じたことも、
- 結局、自分には何ができるのか?
- それは、人とどのように違っているのか?
ということでした。
パーソナルブランディングとかいう言葉を使うと
ちゃちくて、軽い印象になってしまいますが、
要は、
自分にしかないものは何なのか?
これを強く突きつけられていたように感じます。
「人と違うことをしよう!」
そう思ってきた僕でしたが、
社会に出て通用するレベルでほどの違いは、僕にはありませんでした。
そこで、僕は懸命に自分にしかない力をつけ、
自分だけの道を作るという方向にシフトしたわけです。
パーソナルブランディングの例
その後の話はご存知の通り、
月に1300万円を稼いだということを筆頭に、
植草貴哉とはどういう人間なのか?
ということを自分自身に問いただしていきました。
アフィリエイトではなく、リアルのコンサルティングや
web制作、プロデュース業などを通して
上場企業にもコンサルティングをしてきたという特徴を伸ばし、
さらに何が得意でどんな人間なのかを追求しました。
しかし、突き抜けるためには、もっとハードな経験が必要であると
感じていました。
稼いでいるだけなら他にもたくさん人はいるし、
上場企業へのコンサルティングをしている人もたくさんいるからです。
そこで、自分に正直になった結果として出てきた答えが
ドバイに法人企業を作って移住、
ファイナンシャルの知識をつけて、
自らの力でグローバルファイナンスを極めていくという道でした。
今まで培ったマーケティングのブラッシュアップは当然ですが、
何十倍もの成長を目指すのであれば、
そのくらい負荷をかけなければ到達はしないと判断したのです。
当然、海外に法人を作った経験などなく、
英語だって拙い。
先の収益が確定しているわけでもなく、
現地に親友がいるわけでもビジネスパートナーがいるわけでもない。
けれど、
そんなことを考えていたら、人生が終わってしまうわけです。
僕は、誰にも相談せずに海外移住を決定しました。
即決もいいところで、
2016年3月に検討をはじめ、7月には決定。
そこから日本法人と取引先様へご迷惑をかけないように調整しつつ、
12月には移住。
ここまで、1年かかっていません。
最初はみんな、
「また植草がおかしなこと言ってる」
くらいに感じていたと思いますが、
実際に移住となれば、
「本当に行ったよ。」と唖然としていました。
ただ、僕が心の底から本音を話せる友人は
僕がこの決断をすることに、数ミリも疑いを持っていなかったと思います。
本気のパーソナルブランディングで圧倒的差別化とオリジナリティを追求する人たち
よく、僕たちは冗談で
「人生はネタ作りだよな」なんて話をします。
たとえば、
- ネタになると思って海外に不動産を買った とか
- 面白そうだからもう一つ会社作った とか
- とりあえずファーストクラスに乗ってみた(笑) とか
そんな感じです。
”他人がしてないことがネタ”なわけですから
僕の海外法人設立も、
そういう意味ではネタなのかもしれません。
けれど、そういう友人だからこそ、
- とある競技で世界王者になり、その後自分で会社設立→世界旅行中の彼も
- 一流大学卒 → 外資金融でガンガン稼ぐ超エリートの彼も
- ハサミ一本で海外に渡り、現地でオーナーになり日本との架け橋にもなる彼も
みんな30歳とかなのに、
圧倒的に差別化されたパーソナルとして
大活躍をしているわけです。
もはや、この経験にはちょっとやそっとでは追いつくことができません。
この行動力や決断力を前に、
パーソナルブランディングという言葉が霞んでさえ思えます。
僕には、成功している経営者の言葉で強く心に残っている言葉があります。
「なんでも知ったかぶっているやつより、
ちょっとバカでも素直に行動するやつの方が可愛いし、成功すると思うよ」
確かに、僕が今年下でこれから頑張りたいという人をみたら、
難しい経営用語を振りかざしているやつより、
一生懸命やりました! → 失敗しました! → でもまた頑張ります!
みたいな人の方が成長すると感じます。
他人とは違うことの圧倒的行動に勝る差別化などありません。
結局、パーソナルブランディングをまとめると
パーソナルブランディングについてまとめると、
誰でも持ってそうな資格をとって賢そうにすることではなく、誰もがやったことない経験を他の人の何倍ものスピードで行って、真似できないレベルまで昇華させること
なのではないかと思います。
もしこの価値がわからない人がいたら、
その人と仕事するの、やめた方がいいですよ。
たいしたレベルじゃないですから。
そのくらい言えるほど、
この定義を忠実に再現することが重要だと思っています。
他人と同じことをしてパーソナルブランディングと言ってしまう方が多い
実は、
僕はドバイ移住を決める前に、
『海外放浪の旅』をしながら生計を立てていくプランと
2者択一で迷っていました。
しかし、よくよく考えると、
バックパッカーや海外放浪者って山ほどいるわけです。
なんか今更感だから、
これをネタにするのは、弱いな。
と判断したわけです。
たとえば、深夜特急※がベストセラー本になった
1994年とかならまだしも、
これだけネットが盛んになった現代では、
海外情報なんて腐る程手に入るし、海外旅行をブログに書いている人は
山のようにいるわけです。
※深夜特急:海外放浪記として絶大な人気を誇ったノンフィクション紀行小説
であれば、ドバイに法人設立をし、
腰を据えて学び、修行をした方が
先の未来を考えたときに、より自分の目標達成に近づけると判断した
というわけです。
もちろんこれは自分の考えであり、
誰かの批判をするものではありません。
あくまで自分にとって最大値に持っていくには
どうすればいいのか?
という軸で考えたものです。
しかしながら、
ビジネスで言えば参入障壁と言われるように、
『できる限り人ができないことをする』
ここにフォーカスをしなければ
深みは出てきません。
他に無いから高い価値であり、
高い価値だから、高いお金を支払うわけです。
その他大勢となってしまうこと、
例えば
- ガンダムで言えば量産型ザク
- 仮面ライダーで言えばショッカー
- セーラームーンで言えば妖魔A
誰が高いお金を出したがるでしょうか?
パーソナルブランディングを極めるのであれば、
自分にしかできないことはなんだろう?と一生懸命考えて
自分自身の追求することでしかないのです。
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