みなさんは、日本人であるということのメリットを
強く感じたことがあるでしょうか?

日本で普通に生活をしていたら、
これをかんじることはありません。

しかし、
世界に出て見ると、
日本人であるということは
とてもとても大きなメリットがあるわけです。

目次




日本人の海外での扱われ方

まずは、差別問題。

『差別は悪い事だ』
おそらくほとんどの日本人はこのように考えていると思いますが、
世界にでれば、デフォルトスタンダードで
差別があります。

その差別に対して、
倫理観として
『差別は悪い事だ』というふうにして、
良識ある人が思おうとしている(教育によって成り立つ)のが
現実の認識であると感じます。

言わずもがな、
アジア人は見下されることが多いのですが、

「日本人というと、日本人なら素晴らしい」

と評価されることは少なくありません。

当然、それは日本という国が、
高い経済成長によって、資金面で潤いがあったこと、
それにプラスして、勤勉、真面目、仕事にこだわるなど
世界に誇れる姿勢があったからだと考えます。

第二次世界大戦の教訓という名目で
平和ということに注力してきたという姿勢も評価の一つかもしれません。

おかげで、
日本のパスポートがあれば、
かなり多くの国にスムーズに入れますし、
(トランプ政権によって、中東パスポートの人は入国禁止という指令が出て話題になりましたね。
本来はそういうものです)

ここドバイでも日本の運転免許証があれば、
ノー試験で運転免許証が取得できます。

これからの日本人も同様に扱ってもらえるのか?

しかし、
世界は動いています。

今の現実を作ってきたものは、
今までの日本人の行いです。

今の日本の行いは、
未来の現実を作ります。

現に、街を見てみれば、
ここドバイでは日本語表記をしてくれるところはどこにもありません。

昨年ヨーロッパに行った時も、同様でした。

日本のバブルの時であれば、
「ようこそ」などといった表記があったかもしれません。

店員も「こんにちは」「きれいですね」「これがおすすめです」なんて言ってくれたかもしれません。

ただ、
これからは違うでしょう。

「ニーハオ」

この言葉がスタンダードであり

「Are you Chinese?」

一番最初に聞かれる事は中国人であるか?です。

高級ショップに行っても、
中国語での表記はあります。

店は、中国人が押し寄せているわけですから、
率先して誘致していくでしょう。

日本がかつて通ってきた道と同じですね。

日本製品と中国製品の差はどのくらい違うのか?

ちなみに、逆に中国製と聞くとどうでしょう?

まだまだ、中国製は信頼できない、すぐ壊れる、
こういう評価が一般的です。

それに対して、
日本製は丈夫、壊れない、使いやすい
こうした評価をしてもらえます。

ただ、この評価に甘んじてきた日本の製品はどうでしょうか?

もっと言うと、日本人はどうなったでしょうか?

日本の製品なんだから、
高くても売れる
^^^^^^^

こう思っているはずです。

こうして、
今の日本製品、特に家電やデジタルものを見てみると、

日本の製品はどんどん輝きを失っています。

スマートフォンは日本のメーカーは全然使われていません。

街で見るのは、サムスン(韓国)やHUAWEI(ファーウェイ:中国)です。

先に起きたサムスンの発火事件や賄賂事件で
低迷をしていますが、喜んでいる場合ではありません。

テレビも日本製がTOPではありません。

先日、マッサージチェアを買おうと調べたのですが、
日本製のものは日本円換算で100万円以上しました。
日本では30〜40万円のものです。

しかし、よくよく調べると製造の一部は中国で行っているということです。

かたや、中国メーカーのものは最高級というもので円換算20数万円です。

商品クオリティーはまだ日本のものが上ですが、
中国メーカーのものも、5年前と比べれば、
格段にクオリティが上がっています。

1年間の保証も付いてきました。

すでに、十分なレベルに到達しようとしています。

私は、日本のメーカーがどのくらいコストがかかっているかは
わかりません。

しかし、日本で売っている約2.5倍以上の値段をつけて、
それでも日本製だと思っているのであれば、広がる事はないなと思っています。

一消費者としては、企業努力はどこへ行った?と
感じてしますのです。

当然、買いませんでした。

高すぎるから日本製は買わない。
こういう人は多くいます。

日本製ということが、慢心でないことを祈るばかりです。

日本人の慢心が悪い未来を引き寄せる

慢心といえば、
今の日本人の姿勢です。

生活保護や働かない問題。

金銭的欲がなくなるということは、問題になってかなりの年月が経ちますが、
それが問題として当然あるというようなことになっているとしたら、
日本はおそらく一度衰退するでしょう。

歴史をみれば一目瞭然の

盛者必衰のことわりをあらはす。奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。

みんな知っているはずなのに、
自分のことになると気づくことができない。

まさに茹でガエル状態。

餓死することのない日本で、
のうのうと生きていれば、未来は見えているでしょう。

世界競争に取り残される日本国民

かたや、お隣の国中国では、

ついに海外移住者に対して、『役に立たない人を排除する』流れが出てきました。

年収、学歴、語学レベルなどにポイントをつけ、
低い人には国内にいれないようにしよう、という流れです。

シンガポールでも
移住をしたければ、学歴や収入を見られますね。

経済価値を作れないなら
国に入らないよ、と言われているのと同じです。

どの国も必死で勉強して、職を取りに来ます。

さて、そのに来て、文句ばかり言って経済価値を全然産まない日本人が
大量生産されたら、どうでしょう?
^^^^^^^^^

5年後、10年後、、、

うーん、怖いですね。

物事には流れがあるので、この衰退の流れは止められないのかもしれません。

であれば、
自分はワールドスタンダードを身につけて、生きていくしかないのです。

そのときは、
日本人として、ではなく、
「〇〇〇〇です」という個人名を持って。

国籍ではなく、個人として勝負できること、

それが世界で活躍する人の『普通』なわけです。

私は、世界に出て、
そのシビアな現実をより強く感じているのです。