前回までは『潜在意識を書き換える方法』を見てきました。

もうチャレンジはしていただきましたか?

最初は慣れない毎日の感覚に戸惑いを覚える人もいるでしょう。

勘が鋭い人でしたら、
すでに潜在意識を書き換えるということが

どういうことなのか?

感覚をつかみはじめているかもしれません。

もちろん、まだ感覚を掴めていない人も安心してください。

焦りは大敵ですから、
落ち着いて取り組んで行けば、必ず先は見えてきます。

この潜在意識を書き換えるということは、
必ず必要になりますので、着実に自分のものにしていきましょう。

さて、今日は潜在意識の書き換えの後のお話です。

潜在意識を書き換えれば、全てはうまくいくようになるのか?

その答えはNoです。

本屋やセミナーなどでは「潜在意識の書き換えで全てはうまくいく」というタイトルのものも
たくさんありますが、

僕の経験上、潜在意識の書き換えだけでは、

実社会でうまくいくことはありません。

というより、足りないことがあるのです。

実社会では、言わずもがな、お金を稼ぐことをしないと生活していけません。

「働かざる者食うべからず」

この言葉があるように、人は幸福の思想だけでは生きて行けず、

生存のために、働いて稼ぎを得なければいけません。

私たちの生きている世界が資本主義である以上、
稼ぐことから逃げることはできないのです。

では、何を変えれば稼ぐことができるようになるのか?

もちろん、土台となる潜在意識が変わっていなければいけないのですが、

このあと訪れる課題は、「何を学ぶのか?」です。

私たちは、日々多くのことを学んでいるはずです。

しかしながら、成功する人はほんの一握り。

ここには、どんな違いがあるのでしょうか?

実際に潜在意識を書き換えるだけでは成功できないという
実例をあげてみましょう。

例えば、稼ぐために「チャレンジする勇敢な心」が必要で、

今のあなたには足りないとします。

これを、潜在意識を書き換えることで、
何ヶ月、もしくは何年かかけて「学んだ」とします。

たくさんの本を読み、たくさんのセミナーにいき、
やっとのことで手に入れたとします。

しかし、現実では、この次に「冷静な判断力」が必要かもしれません。

そして真面目なあなたは、またまたこれを学ぶために

チャレンジする勇敢な心を手に入れたのと同様の労力を使って、
何年もかけて「冷静な判断力」を手に入れます。

そうこうしているうちに、

「スマートフォンで稼ぐ方法」
「ECショップで稼ぐ方法」
「ブログで稼ぐ方法」
「メールで稼ぐ方法」
「せどりで稼ぐ方法」
「仮想通貨で稼ぐ方法」

・・・

次から次に現れる、稼げそうなネタを学び、時間を費やし、
そして、いつまでも手に入らない「夢の成功」を目指して、

人生で何度目かのルーティン(おきまりの作業)をこなす。

僕が今まで何千何万と見てきた「成功できない人たち」は

学ぶことが間違えていることが問題と言っても、間違いではないでしょう。

では、次々と成功を納める人は何が違うのか。

それは『本質は何かをしっかり学んできている』ということです。

ビジネスにおける本質はなんでしょう?

例えば、「人の心を掌握すること、さし測り先んじて自らが行動を起こしておくこと」
こんなことを言えるかもしれません。

本質とは「もっとも大事な根本の性質・要素」と出てきます。

例えば、教養をつけること

それは、人類の歴史を知ることでも良いかもしれないし、
物理学や生物学について知見を深めることかもしれない。

一見遠いように見えるこうした知識によって、

人が、とあるシチュエーションにおいてとってしまう行動が読めるようになる。

すると、ビジネスでも応用が効いて、成果を出すことができる。

こうしたことは、よくあります。

しかし、教養を身につけることは、途方もなく時間のかかることです。

だから、人はすぐに手に入りそうな「簡単に見える情報(=すぐに儲かる。10倍になる。など)」
にばかり手を出すわけです。

今日僕が書いている情報も、多くの人は見ないでしょう。

なぜなら、すぐに稼げそうなネタを書いていないからです。

しかし、僕はこの本質思考を手に入れたからこそ、
数多ある情報に惑わされることなく、

自分自身の価値観がゆらがずに、自分の道を進めるようになったわけです。

ですから、この思考を、僕の今年残せる最後の仕事として、
みなさんにお伝えしておこうと思ったわけです。

実は、こうして役に立つ本物の(検証に裏付けれられた)情報を提供してきましたが、
こうしたコラムも、やめようかと思っています。

それは、僕自身が新しいビジネスに手を入れはじめたこともありますし、
マーケティングを学びすぎて、現実に嫌気がさしているということもあります。

例えば、人の悪口を言ったり、楽な夢を見させた方がアクセスがとれるなんてこと。

僕がやりたいことは、そんなちっぽけな浅ましいことではないし、
かといって、現実と真っ向から戦っても、個人の力などたかが知れています。

歴史を学びすぎたのが、いけなかったのかもしれません。

ある程度、行動に対するパターンが読めてしまっているから、
こうした本音を伝えることへの悲しさと限界を感じてしまっているんですね。

しかし、本音を知りたくて、本気で自分を変えたくて、
でも本当の情報がなくて悲しんでいる人がいることも事実なので、

僕は、今残せる自分の足跡として、
この筆をとっているわけです。

本当の情報を知りたい人だけに伝わればいい。

そう思い、最後の仕事をしようと考えています。

次回、「学ぶべき最小限の本質」についてお話します。

そこで、学びのコラムはいったん辞める予定です。

もし、人に惑わされない成功を掴み取って生きていきたい人がいれば
情報を受け取ってください。