背景で語れ、非言語情報を支配せよ
背景で語る。
こういったことを意識したことはあるだろうか?
背景とは、自分と一緒に写っている
後ろのことであり、
リアルの世界においては、空間そのものである。
目次
背景非言語情報とは
たとえば、今日この文章と一緒にアップしている画像を見てほしい。
一緒に写っているのはオペラ座で有名な
ル・パレ・ガルニエ
である。
この内装は、
ネオ・バロック様式
(その華麗さから、国家の威信を最もよく表現する建築様式とみなされた)
の傑作とされており、
言うまでもなく、素晴らしいの極致である。
豪華壮麗という言葉が非常にふさわしい。
この背景を背に
何か語られたとしたら、
- それは 愛でもいいし、 芸術でもいいし、 ビジネスの成功でもいい。 -
なにか、
本当にそれが素晴らしいものに見えるはずだ。
それは、自分のちからだけではなく、
背景が持っている情報が
相手に語り掛けているからである。
背景による効果はヒトラーも熟知していた
かの有名なヒトラーは
演説の時、
必ず夕焼けをバックに聴衆に語りかけたという。
それは、
夕焼けによる催眠状態を作り上げ、
自分の公約を深く伝え、崇拝させるためである。
これは遠く離れた話ではない。
現実世界で言おう。
愛の伝えるときに、
a.マクドナルドで告白をする
b.雰囲気のいいバーで伝える
さて、どちらが上手くいくだろうか?
ビジネスの場でもいい。
今後を左右する取引を考えているとき
a.小汚い居酒屋
b.素晴らしい雰囲気の料亭
どちらが、よりよい取引をまとめる会食になるだろうか?
例外はあるが、
ほとんどの場合で、答えは両方bである。
それは、背景情報が
あなたを大切に思っていますよという
非言語の情報にして伝えているからだ。
現実に非言語をコントロールして成功する人たち
とある、超有名コーチで
1時間で数百万円の費用が発生する方は、
この背景を職場に作るために、
何千万円も掛けている。
その部屋からは、東京タワーと六本木ヒルズと六本木ミッドタウンが見え、
西洋式のチェアー、テーブル、そして希少性の高いオーディオが揃えられている。
もしあなたが、
あなたを大切に思ってほしいと思っているならば、
あなたの意見に耳を傾けてほしいと思っているならば、
背景情報を背負っていることを意識しよう。
非言語を制することは、
場を制すことである。
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