起業して半年、一人で月1300万円超稼いだ植草貴哉の起業物語

全体のもくじ

1章、植草貴哉は何でどうやって自由と幸せを手に入れたのか? 

2章、大学時代 - はじめて起業しようと思ってから-

3章、サラリーマン時代 - サラリーマン思考の延長に幸せな稼ぎはなかった – ←今ここ

4章、今の時代に幸せに稼ぐ方法

目次




3章、サラリーマン時代 - サラリーマン思考の延長に幸せな稼ぎはなかった –

そんなこんなで就職をすることになるのですが、

将来起業しやすそうだ

という理由だけで、
インターネットの広告代理店と人材会社を受けることにしました。

当時は前章で出てきたサイバーエージェントの藤田さんや、元USEN社長の宇野さんの影響で、インターネット広告代理店か人材業界は若いうちから起業ができる!という雰囲気があり、起業を考えている人がたくさん集まっていました。

今考えると、人と同じことを考えている時点で勝てないですけどね。

学生時代にインターンやらなんやらとやっていので
僕の表面的な評価はそこそこ良く、

時代も新卒売り手市場ということも手伝って
内定はラクラク取れました。

そこで僕は、
一部上場している大手人材会社へ入社します。

ラクラク内定が取れたと言うと嫌味かもしれませんし、
共感もできないかもしれませんが、

これが将来起業するのに大きな足かせになっていることは
この時は全く気付きませんでした。

僕が求めていたものとは違った生活

実は僕は

仕事に関してはそこそこ器用で、

社会に出てからも

そこそこ結果を出せていました

社会に出ちゃいさえすれば、
学歴なんて関係ありません。

※旧世代的に学歴によって派閥があり、そういう要因によって出世が決まる場合もあるようですが仕事の成果という意味では関係ありません。

最初にお伝えしたように
僕は別に一流大学卒ではありませんが、
一流と言われる大学を出ている人にさえ、

余裕で勝てました。

もし学歴が関係していると思っている人がいたら、
それは間違いです。

メディアが煽る年収1000万円という罠

少し脱線してしまいましたが、すぐにそこそこ結果が出るので
逆に思っていたことがあります。

これ極めても、たいして稼げないなぁ」と。

 

年収1000万!とかメディアは表現するけれど、

年収1000万あったって、

全然幸せとは関係ないし、

実際生活が思うようにになったりしません。

人材業界とかインターネットの広告代理店は、
若いうちからそれなりに稼げる業界ではあるけれど、
社内で稼いでいる人を見て、

「別に僕はこれは求めていないなぁ」

と思ってしまいます。

そこで、「やりたいことをやる」ために
転職をすることになります。

リーマンショックによって、会社が傾いたことが後押しになったという背景もありますが。。。

そこからもそこそこの結果と、
そこそこの信頼は得ることができました。

しかし、何かが違うわけです。

そう、全然面白くない!

なんで面白くないかというと、

自分の考えていることとは違うことをやらなければいけないからです。

結果が出せる自信があったので、
会社に対して違うな、と思ったことを言ったりしたのですが、

 

植草は社会ってものをわかってない。ルールだから、マナーだから

 

そんな風に言われてどの会社でも押し付けられてきました。

普通はこういったことを言われて

社会ってそういうものだから、と

納得していくのかもしれませんが、

僕は納得することができませんでした。

こうして、なんのために仕事をしているのかわからないサラリーマン生活を過ごします。

今のサラリーマンはどうして幸せに稼げないのか?

サラリーマン時代には
それなりにサラリーマンとしての辛さを一通り経験しました。

おそらく皆さんが感じていることと同じことです。

ここからの僕はいろいろな仕事をして独立に至るのですが、
幸せな稼ぎ方に気づけた僕が、

今のサラリーマンはどうして幸せに稼げないのかについて

気づいたことを要約してお話します。

まず、サラリーマンとして求められるのは、
組織の一員という立ち位置です。

これは思っているよりも強烈で根深い問題で、
潜在的に稼げない人間に仕上げようという意図があります。

というか、サラリーマンは稼いではいけないわけです。

どういうことかというと、
支配者と労働者という感じで見ていくとわかりやすいのですが、
(強めの表現で申し訳ないですがわかりやすと思ったのでご容赦ください)

まず、サラリーマンはオーナーを頂点として、
その人の考えの中で行動する事になります。

あなたの評価は、その決まりの中で決定しています。

そこで、「ん〜君は年収400万ね」みたいな感じで決められます。

 

この400万円は、社会に提供した価値としての400万円ではありません

社内ルールとして400万円だった、というだけです。

 

どうしたらお給料あがりますか?

そう質問したとしたら、

  • リーダーとしての資質ね
  • あとは部下から信頼される人間性
  • んでもって、ロジカルシンキングが足りないのと
  • プレゼン資料の作り方もまだまだかな
  • 交渉力もつけた方がいいんじゃない?
  • ついでにTOEICも850点以上はとって
  • MBAあたりとっとけば将来有望だよ

こう返ってきそうです。

真面目なあなたは、きっとそれぞれの技術を磨いて
一流になろう!と思うでしょう。

しかし、ハッキリいうと、
お金を稼ぐのに、こういったものは要りません。

稼いでいる方と接していても、
こんなこと学んでいないんです。

じゃあ何をやっているのか、
「お金と交換できること」をやっているだけです。

何時間もあなたが勉強している間に、お金を稼いでいる

それだけです。

さらに、もう少し大きな視点で見てみましょう。

1つの企業だけでなく、日本にある企業全部という視点です。

この市場を支配しているオーナー(ルールを決めている人)がいます。

この人は、今の地位を失うわけにはいきません。
ルールの頂点にいるのは、とても気持ちがいいからです。

自分 is ルール

です。

マイルール、ではありません。

自分が社会のルールだ、ということです。

もし自分がその人だったら、どうやって市場や不満をコントロールするでしょうか?

一番は、”成功者はこう!”という幻想を作り上げることをします。

長時間働いて、身を粉にして働いた結果、
いろいろなスキルを身につけながら、仲間と切磋琢磨して
やっと成功はつかめます。

という幻想です。

いや、実際こういう人はいると思いますが、
稼いでいたとしても、しっかり労働者として仕上がっています。

オーナーに歯向かうことなく、
オーナーの利益を最大にしてくれる、
限りなく最高の労働者
です。

その労働者が、その後輩たちに

君も辛いことはあると思うが、一生懸命頑張れば道は開かれるよ。

みたいな教育をしていけば、
素晴らしい労働集団が出来上がる、ということです。

彼らはオーナーの利益を最大にするために働いているので、
出来る限り最低の賃金で働いてもらわないと困るわけです。

僕は新卒市場に携わっていたことがありますが、学生のうちから、自分は年収1000万円になりたいです!っていう子がめちゃくちゃ多いことにびっくりしました。

1000万円という曖昧な金額が欲しいと会社にお願いしている時点で、
学生なのに、すでに作られた常識に当てはまってしまっているんですね。

いや、実際はどうかわかりませんよ。
僕はただの小さな会社の経営者ですから。

でも僕が全てのオーナーだったとして、
自分に都合のよい社会を作ろうとしたら、こうするだろうなって思っただけです。

これからの時代の組織の作り方ではないと思っているので、今までであれば、です。

でも僕レベルでこれくらいは考えられるので、

世界の支配者たちは、もっとスケールの大きなことを、
もっと緻密に行ってくるだろうな、

と思っています。

要は、サラリーマンとしての延長上に

「自由と稼ぎ」なんてものは存在していない

ということです。

いくら勉強しても稼げるわけない、

なぜなら、その学んでいることは稼ぐのに必要なことではなく、
支配者が作ったルールの中で、夢を見せるために作られた幻想なので
実像はない、とからです。

おおげさに聞こえるかもしれませんが、
そんなに外してないと思っています。

一昔前までは、大企業に入って、組織の一員として頑張って、
結婚し、子供を育て、いつかはクラウン。←古い?

みたいな価値観で生きてきました。

さすがに今は「ねーよw」みたいな感じにはなっていますが、

ねーよって思いながら、

いい企業入って、BMWとかポルシェ乗って〜みたいな人は
一流企業と言われているところには多いし

そこまで思ってなくても
安定してればいい。

みたいなこと思ってる人はすごい多いから、

これで幸せを感じられませんって言われても、

他人の価値観のルールの中で生きてるのに、
幸せを感じられるわけないじゃん!

って思うくらいで、
当たり前じゃないかと思ってます。

ちょっと前まで安定って言われていた大企業が
蓋を開けたら大赤字なんて例は枚挙にいとまがないです。

大企業批判みたいになってしまいましたが、
これはほとんどの中小企業でも一緒です。

というか、もっと状況はひどいです。

なぜかというと、大企業に依存して存続しているからです。

大企業の担当のご機嫌を伺いながら生きているので、
もはや大企業のルールが自社のルールです。

ひどいところになれば、

大企業の担当責任者が自社のルール

なっているところもあるでしょう。

だから、接待やらなんやらで、
なんとか良いつながりを作ろうとしています。

ここまでくると、

もはやより良いサービスや商品を提供して
その対価としてお金をもらおうという感覚すら薄れてきます

  • あっちの会社では、もっと安くしてくれたよ
  • こっちの会社みたいに、この部分もっとこうしてよ

そうしてコモディティ化
(競合する商品同士の差別化特性(機能、品質、ブランド力など)が失われ、
価格や買いやすさだけを理由に選択が行われること)
された会社が、

一つ、また一つと出来上がっていきます。

もはや、どこかが潰れたとしても
潰れた会社所属の身内以外、だれも困りません。

ドライに言えば「その人もその会社も資本主義社会の中で無価値」ということです。

時代に取り残された会社は、その終わりを待つしかありません。

ここまでが、起業を目指していた僕がハマった罠でした。

正直結構働いた自信はあります

けれど、稼げたどころが、身も心もズタズタになって

幸せとはほど遠くなりました

サラリーマンから抜け出して、自分で生きていく

こうして身をもって経験した僕は、
この負のスパイラルから抜け出すために、

今までの価値観を捨て、ゼロからスタートします。

僕の場合は、全て理解してから独立した、というよりは、
全部嫌になってやめて、自分が思うようにしたら、
おかしなことがどんどん見つかって、稼げない理由がわかった
という方が正しいですが。。

  • 起業したい!
  • 稼ぎたい!

そう思った時に駆け込んだ本屋で「成功できる!」みたいな関連は
ほぼ必要ありません

学ぶことは重要ですが、
稼ぐのに必要なことはそんなに多くないですし、
そんなに複雑ではありません。

これが資本主義によって意図的に作られたものなのか、無意識的に出てきたものなのかはわかりませんが

疑ってみると、結構なレベルで

おかしいだろ!

みたいなことが見つかります。

けれど、極論を言うと、これはこれで正しい世界だったというようにも思っています。

マーケティングを行うにあたって、
世の中の動きを大局的にみる目を養ってきました。

すると、

偶然というものがなく、全て必然の中で動いているように

考えるようになります。

人は自分で物事を決めているように見せかけて、
実は大きな力があって、それによって導かれている

というものです。

個人一人ひとりはいろいろな選択ができますが、
集団でみるとこういう動きになるよね

って感じのものです。

こう考えると、
今の企業と個人の付き合い方も、
これはこれで通ることが決められていた流れなんだと思えます。

しかし、時代が変わるにつれて、
それぞれのあり方というものは変わっていきます。

だから、この流れを捉える事が出来れば有利に過ごせます

先行者利益が大きいのは、知っていますよね。

僕はそれに気づく事ができたので、
シェアすることによって、輪を広げたいと思っています。

それが、新時代の幸せな生き方だと思っているからです。

ちなみに、このシェアというのが次の時代に稼ぐポイントです。

次回、最終章

今の時代に幸せに稼ぐ方法」へ

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次の章が最終章です。

具体的に、どうしたらこれからの時代に

しあわせに稼げる」ようになるのか。

「稼いでしあわせになる」わけではありません。

ルールを知って、上手い一手を打つ。

これが、僕たちが選択する道だと思っています。

・・・

起業物語は全4章で構成されています。

4章まで読んでいただくと、
どうしたら新しい時代に
自分らしく生きていけるのか気づきがあると思います。

けれど、もし

  • 4章まで待てない!
  • すぐにでも成功のステップを歩みたい!

という方がいましたら、
僕が書いた「しあわせに稼ぐ方法」のPDFがありますので、
そちらをご覧ください。(無料)

ただ、おすすめとしてはぜひ4章までご覧頂いてから
ダウンロードしていただくことをおすすめします。

たぶん、その方がしっくりくるような気がするので。

それでは、最終章にてお会いしましょう!